経費用の口座というと魅力的に聞こえるかもしれないが、出張の多い人にとって大ていは面倒なだけだ。たしかに会社の金で食事に行けるという役得はあるが、すぐに領収書で一杯になるサイフを見るとイヤになってくる。
Expensifyは、TC50のデモピットで2等を取ったスタートアップで、ユーザーの経費を記録して、そんな問題をできる限り改善しようとしている。CEOのDavid Barrettによると、3%の企業 ― 従業員何十万人の大企業のこと ― のための解は存在しているが、残り2500万社の米国企業では、紙の領収書と厄介なExcelシートを使って自分で何とかするしかない。サイトは今週始動し、ここでサインアップした先着1000ユーザーに無料でサービスを提供している(支払いの3%の手数料を払わなくてよい)。
Expensifyを使うには、まず「電子支払いカード」を作る。実質的にはExpensiftyブランドのMatercardで、ユーザーの既存のクレジットカードに連動している。この電子支払いカードは仲介者として働き、出張中の買い物をすべて記録しつつ、使った金額を即座に本来のクレジットカードの勘定に付ける(マイレージを付け損うこともないし、余分の月額利用料もかからない)。
Expensiftyでは、もらったレシートの写真を送ることができ、利用履歴の対応する買い物に自動的に添付される(会社が領収書の写真を認めている必要がある)。写真は専用のiPhoneアプリケーションから送ることも、一般の携帯カメラから専用のメールアドレスに送ることもできる。

Expensiftyのウェブサイトにログインすると、自分の買い物を確認して、後で見るときのために分類したりラベルをつけたりできる。出張から戻ったら、サイトがこのリストを使って会社提出用に経費一覧をPDFで出力し、メール、Excelへのインポート、印刷などのオプションを選べる。オンラインでデータを提出する場合、上司が、クレジットカードまたは銀行の情報を利用して即座に費用を支払うように指示することが可能で、そうするとExpensiftyが本来のクレジットカードに払い戻す。
Expensiftyは収益化のために、電子支払いカードを使って買った全商品に対して3%の手数料を取る。やってくれていることを考えると、私にはちょっと高すぎるように思う。結局レシートの写真は撮らなけてはいけないし、オンラインのインターフェースも、多くの銀行ウェブサイトと比べて特に良いということもない。しかし、Barrettによると、精算書類を作るのにかかる時間が節約できることを考えれば、すぐに元がとれるといい、サイトにはすでに使いたくてたまらないユーザーが何人も待っているという。これは巨大な市場になる。しかし、そのためにはExpensifyが理想的なプライスポイントを見つけて、さらにユーザーにはもう1枚余分にカードを持つように説得する必要がある。
レシート・経費アカウント分野には他にShoeboxedがあり、ユーザーが郵便で送ったレシートをスキャンしてオンライン上で簡単に管理できるようにしてくれる。
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(翻訳:Nob Takahashi)





