Googleは広告提携でYahooの強化を狙う(最初から潰してしまわないとするならば)
by Erick Schonfeld 2008 年 9 月 20 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

GoogleはYahooとの広告分野での提携話に関する反トラスト絡みの批判に対し、公の場での反論を試みている。昨日はGoogleの広告部門の代表であるTim Armstrongが、提携によって広告主のコスト増を招くことはないとする説得力のない議論を試みていた。本日(米国時間9/19)は寡占問題について論じている。昨日と同じQ&Aスタイルを使って、提携話に関しもっとも危惧されている点についてArmstrongが論じている

Question: Yahoo!はGoogleへの広告アウトソーシングを推し進め、最終的には独立した広告掲載プラットフォームとしての地位を放棄してしまうのですか?
Answer: Yahoo!は、広告提供に自社システムを利用し続けることを明言しています。その自社プラットフォームに、さらなる収益を加えるためにGoogleとの提携を利用しようとしています。また今回の提携は米国とカナダに限られたもので、モバイル面で急成長を遂げている地域をカバーするものではありません。さらに自社広告であれば、そこからの収益のすべてを手にすることができるので、Yahoo!には経済的にも自社広告を継続する大きなモチベーションがあります。Googleとの提携によって掲示する広告については収益の一部が自社のものとなるだけなのです。加えてYahoo!はディスプレイ広告については主導的地位を保持しており、その地位を維持することで広告主に対して種々広告機会を組み合わせた提案を行うことができるようになるのです。

Googleがここで基調としているのは、提携によってYahooが独自プラットフォームに新たな収益源を加えて強化されるという話だ。しかしYahooが強化されない場合はどうなのだろう。得た収益を無駄にしてしまうようなことも考えられる。Yahooが新たな収益をより多くの広告掲載を可能とするための広告プラットフォームにそのまま投資する保証はない。プラットフォーム拡充云々は、そこに充てる費用があるかないかだけの問題により決まるのではないのだ。

実際のところはYahooの強化などには繋がらず、そのまま潰してしまうようなことにもなりかねない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

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