一部の選ばれた提携サイトで、「Facebook Connect」を通したFacebook IDシステム統合化が始まった。
一番乗りのCBSに続き、他サイトも間もなくライブになる見込みで、そこにはDiggも入っている(これ以外にも発表で名前の挙がった提携先にはSix Apart、ABC、CBS、Hulu、Kongregate、Loopt、Plaxo、Seesmic、StumbleUpon、Twitter、Vimeo、Xobniがある)。
先週Web 2.0 Expoの講演(以下に録画を貼っておこう)でDigg CEOのJay Adelsonは、自分たちのソーシャルニュースサイト(Digg)が“コラボの(ニュース)フィルタリングの次なるステップ”を踏む上でFacebook Connectがどう支えになるのか、これがどう“Diggの未来”と結びついてくるかを遠回しに匂わせる発言をした。
一番の基本レベルの話はこうだ。「Facebook ConnectでユーザーはDiggはじめ提携サイト全てにFacebookのユーザーネームとパスワードひとつサインインできるようになる」ということ。
FacebookはウェブのユニバーサルIDを目指しているので、その前線では一挙手一投足がそれなりに重要な意味を持つ。が、このFacebook ConnectはID管理システムという枠を大幅に越えるものだ。提携各社はFacebookのプロフィールに入力したありとあらゆる種類のソーシャル関連データを活用できるほか、提携サイトでユーザーがとった行動はBeacon流の方式でFacebook News Feedに反映されるのだ。
Diggにとっては、Facebook Connectのお陰でメンバー別に表示する記事の見出しのパーソナライズがやり易くなるというメリットもある。Web 2.0 ExpoのプレゼンでAdelsonはこのように語っている。;
「当社はもうすぐFacebook登録ユーザー9000万人をDiggの仲間に加えます。これでどう、フロントページをみなさんが求める内容ぴったりの特別なエクスペリエンスにできるのか? ですよね。」
Adelsonは講演でコラボレーティブ・フィルタリングと、Diggが既に行っているような一般のツァイトガイスト(時代精神)によるコラボレーティブ・フィルタリングが、Facebookその他でアクティビティストリームで起こってるような、もっとパーソナルなフィルタリングとどう融合するかについて語った。この2つの掛け合わせは特にパワフルな威力を発揮するだろう、と氏は考えている。
「これはコラボのフィルタリングの次なるステップです。自分で作った、自分で名前欄に入力したソーシャルネットワークを見るのではない。僕はみなさん全員を見るんです。全員。全員を一度に比べて、あなたソックリの人を見つける。そして、その(似た者同士の)共同の英知を使って、もっとみなさんの興味に具体的に訴えかけるものを見つけます。
…Diggの未来を考えると、目下Diggのプラットフォームには1日1万6000件もの投稿があるんですね。こうしたコラボレーティブ・フィルタティングのアイディア抜きに、いったいどうこの情報全部を使って興味ピッタリの関連度の高いものが提供できると? 最初はDiggするか埋める(=投票でアゲる、サゲる)かぐらいしかなかった。でも今はみんながどう情報を活用するか、どこからサイトに来ているのか、興味のあることは何か、それに関する情報なら前より沢山持っていますし」
Diggはレコメンデーションシステム導入でDigg投票数を40%増やし、既にこの方向に動いている。でも、より広範な興味範囲にわたる個々人の好き嫌い、最近の行動に関する情報を抱えているという点ではFacebookだろう。
Adelsonが言ってるのはつまり、自分で選んだ友だちやフォロワのグループが話題にしている内容だけでは足りないということ。本当に知りたいのは自分が知ってるか知らないかはさておき、自分と気持ちの似通った(like-minded)人たちが何を話題にしているか、なのだ。
このアイディア自体は新しいものではない(例えばLast.fmもこのアプローチと“ご近所さん”というアイディアを使って何年も昔から自分好みにパーソナライズした楽曲レコメンデーション作りをやっている)が、ここで新しいのはDiggのようなサイトなら誰か他の人のソーシャルデータのレポジトリを有効利用し、自社独自のコアサービスについても改善を図ることができるということだ。異論もあるだろうけど、その手の情報レポジトリとしてサイズ、質ともにFacebookの右に出る者はいまい。
(動画見つけてくれたPaul Sanchezに感謝!)
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(翻訳:satomi)




