Googleのワイヤレスキャリア迂回戦略
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by Mark Hendrickson on 2008年9月26日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Googleが、最近公開された特許で、オープンなワイヤレスワールドのビジョンを語っている。そこではモバイル機器(特にスマートフォン)と特定の携帯電話サービスプロバイダーとの結び付きはもはや存在しない。

今アメリカで携帯電話機を買うと、一定期間その電話機を複数のプロバイダーで使うことを禁止する契約に署名させられる。ノートパソコンを買うときにそんな要件を突きつけられることはない。いつでもどのサービスプロバイダーを経由してでもインターネットに接続で訖る。

Googleの「フレキシブルなコミュニケーションシステムと方法」に関する特許は、携帯電話ユーザーがさまざまなネットワークや方法を通じて接続する自由を持つべきであり、ユーザーが選択する通信サービスはいついかなる時と場所でも競争市場の原理で決まるべきであると主張している。

この発想は、例えば同じスマートフォンで通話やインターネットのブラウズを行うのに、家ではWiFi経由で、街中ではVerizonを、そしておそらく郊外ではAT&Tを使うということを可能にするものだ。ユーザーはサービスの価格と品質の両方に基づいて判断を下し、現在いる場所のサービス範囲の質が大きな要因になる。

ある意味でiPhoneは、これが目指すものの一端を感じさせている。WiFiホットスポットの近くでは、インターネットサーフィンに3G/EDGEを使うかWiFiを使うか、その場で決めることができる。ほとんどの人はWiFiを選ぶ。速いから(そして、空港のカフェでない限りは無料だから)。しかし、セキュリティーが高いという理由で3G/EDGEを選ぶこともあり得る(オープンなWiFiネットワークと違って傍受される心配がない)。iPhoneでVoiPアプリケーションが使えるようになった今、音声通話についてもこの選択ができる。

さて、出先でこの選択が可能であるとして、サービスプロバイダーを2つではなく5つから選ぶことを想像してほしい。競争によって価格が下がり、サービスが向上するであることは想像に難くない。もちろん受信状態の悪い地域に行ったときに、自分のキャリアに縛られることもなくなる。

Unwired Viewが強調するように、この特許には、そのようなシステムでは「複数のワイヤレスプロバイダーが、ユーザーに通信サービスを提供するために、リアルタイムで入札を行う透明なオークション市場」が必要であると明確に記載されている。Googleは、AdWordsやAdSenseの経験を生かして、そういう市場を構築するのに適しているかもしれない。キャリア側はあらゆる手段を尽くしてそんなシナリオに抵抗するだろう。ユーザーを契約で縛ることもできない、ただの「パイププロバイザー」になり下がってしまうのだから。

この特許は、できるだけ多くのデバイスでできるだけ多くの人をオンラインに、というGoogleの大局的な政策の一環だ。だからこそ、gPhoneを発表しFCCに圧力をかけ、Larry Pageは空き帯域開放のサポートに躍起になっているのだ。 特に空き帯域の開放によって、モバイル機器の接続ポイントが増え、無線キャリアの魅力的な代用になる可能性がある。そして、Android搭載の電話機が、最初にこのフレキシブルな接続システムの恩恵を受けることになるのかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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