

今月(米国時間9月)初め、AOLおよびYahooの双方はホームページをリニューアルし、外部サービスへのリンクを多く掲載し始めた。新しいAOLのホームページ上ではGmail、Hotmail、Yahoo Mailなどへのリンクが大きく表示され、またカスタム・ブックマークおよびFacebookやMySpaceとの統合の方向性も見て取れる。Yahooの新しいホームページは依然としてバケツテスト(サンプル調査)の最中ではあるが、他社の電子メールサービス、ソーシャルネットワークへの直接リンクがあり、左側には新たにサイドバーが用意され、好きなウェブサービスにリンクを設定することができるようになっている。Yahooにとって、これは利用者がどこにいくにしてもともかく最初に開くページとして機能しようとする戦略に基づくものだ。しかし、情報がFacebook、FriendFeed、およびTwitterなどによりパーソナライズされてプッシュされてくる時代に、ウェブ上を徘徊して情報を集めるという習慣は、なくなりはしないまでも少なくなってきている。そのような時代にあって、両者のデザイン戦略は十分に機能するものだろうか。
本日(米国時間9/30)、Wall StreetのアナリストであるDouglas Anmuth(元Lehman Brothersで現在はBarclays Capital)は疑問を呈し、次のように書いている。
- 基本的にはこのような動きは必要なものとは思うが、変貌激しいウェブ界にあってポータルの重要性が増すようなことがあるだろうか。少なくとも直ちに財務的な影響をもたらすことはないだろうと考えている。
- Yahoo!およびAOLに見られる包括的なオープン戦略は正しい方向性にあると考える。しかし問題は、双方ともに現在の厳しいディスプレイ広告市場動向の中、収益に繋がるトラフィックを増やせるかどうかということだ。
AOLとYahooが真剣にページ上の構成を考慮しているとしても、取りあえず現状は戦略面から似たようなページとなっている。今後興味深いのはYahooおよびAOLの両ポータルがオープン戦略を推し進めていって、どのような違いを出すことができるのかということだ。とくにマーケット面で興味深い。
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(翻訳:Maeda, H)




