Facebookの新トップページとキャッチフレーズはマーケティング会議のやりすぎ
by Michael Arrington on 2008年10月1日

Facebook新しいiPhoneアプリを発表しただけでなく、トップページ(ユーザーがログインする前に見るページ)のデザインとキャッチフレーズをすっかりリニューアルした。「友達や家族とコンタクトを続けましょう。写真やビデオを共有しましょう。オンラインのプライバシーがコントロールできます。昔の同級生を探し出して付き合いを復活させましょう、云々」という説明的な文句は消えた。今やFacebookのトップページにはユーザー登録を促すシンプルなフレーズが表示されるだけだ。「Facebookはあなたとあなの生活の中にいる人々をつなぐ手助けをします(Facebook helps you connect and share with the people in your life)」。

Facebookはまた同時にsocial utilityというフレーズも削除した。ただし、このフレーズが本当にこれっきりで消えてしまうのかどうか私は疑問に思っている。古いキャッチフレーズは、「Facebookはあなたと周囲の人々をつなぐソーシャル・ユーティリティーです(Facebook is a social utility that connects you with the people around you.)」〔日本語版では「Facebookはあなたと友達をつなぐコミュニティです」〕というものだった。これに関連して、Facebookの顧客サービス部門の担当者は「Facebookはソーシャル・ネットワークではない」と主張し、このサービスは主として現実の友達とのコミュニケーションのために使われるべきだとした。

われわれはFacebookのアカウントはインターネットのみの友達ではなく、主としてユーザーの現実の交友関係(家族、同級生、同僚など)を反映する目的で利用されることを期待しています。Facebookのホームページで述べているとおり、われわれはソーシャル・ネットワーク・サイトではなく、ユーザーの周囲の人々とユーザーを結びつけるソーシャル・ツールを目指しています。既存の社会的コネクションの強化が目的であり、新しい友達の大きなグループを作るのが目的ではありません。

今回、Facebookは「あなたの生活の中にいる人々」と接触するためにこのサービスを使えると示唆している。つまり、オンラインの友達も含まれると考えざるをえない。

Facebookでは何度も会議を開き、「あなたの生活の中の人々」と表現すべきか、「あなたの周囲の人々」の方がいいか、など新しいキャッチフレーズをどうするかで長時間議論を戦わせたに違いない。Facebookもそろそろ大企業への成長の段階を迎えたようだ。この時期には起業家精神旺盛な人間は外に飛び出すか、机の下に潜ってやり過ごすしかない。こんな会議などまったく我慢ならないものだ。

ちなみに、旧バージョンは下のとおり。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081211facebook-testing-even-simpler-sign-up-closing-the-gap-with-myspace-in-the-us/ 米国でMySpace猛追のFacebookが、さらにシンプルなサインアップ実験中

    [...] つい数ヶ月前にトップページのデザインを刷新し、タグラインを変えて新規利用登録サインアップをシンプルにしたFacebookが、もっとシンプルなインターフェイスを試験利用している。最初に名前やメール、パスワード、性別、誕生日を入力してもらうのではなく、ユーザーは実名だけ管理すればオーケーというシンプルさだ。仮にこれでコンバージョンが上がった場合、みんなに利用を解放する運びとなる。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081224the-meaning-of-friendship/ 友だち(フレンド)であるってどういう意味?

    [...] この問題と格闘したのがFacebookだ。一時このサイトは、ユーザがオンラインでフレンドにする人は事前にオフラインで知人だった人でなければならないというルールを設けた。このルールは最近微妙に変わったが、ただしやや緩くなっただけだ。 [...]