StumbledUponがツールバーとパートナー機能で復調を目指す
by Jason Kincaid on 2008年10月1日

推薦エンジンStumbleUponがこのところ困難に直面している。今月初めにTechCrunchは、eBayがこのスタートアップを買収から1年半も立たないのに売ろうとしていると報じた。たしかにトラフィックは停滞していた(登録ユーザ数は上向きだったが)。しかし今夜(米国時間9/30)このサイトは、事態を好転させるかもしれない新機能の提供を開始した。待望の、インストール不要のツールバーだ。

StumbledUponの足をずっと引っ張ってきたのは、ユーザがブラウザ用のプラグインをダウンロードしてインストールしなければならない点だ。そういうプラグインはダウンロードとインストールに時間がかかるし、マルウェアを疑われるので、消費者の食いつきが悪い(私も友人たちに、どんなサービスであれ、プラグインは絶対にインストールするなと忠告している)。それにまた、StumbledUponが何をするサイトなのか最初はよく分からないという点も、やはり足かせになっている。それが分かるためには、実際に使ってみなくてはならない(使うためには自分の好きなもの、関心対象などをStumbledUponのアルゴリズムに対して入力してやる必要がある…そうしてやっと、ユーザの好みに合ったWebサイトへ連れていってくれる)。

今夜ロンチするツールバーにより、StumbledUponの機能の多くをインストール不要で使えるようになる。ツールバーにアクセスするためには、まずStumbledUponの新装のホームページに行き、推薦リンクのどれかをクリックする〔これから登録する新規ユーザはメールアドレスと適当なユーザIDを入力する〕。するとツールバーがブラウザのウィンドウの上のほうに専用のフレームで配置される。今訪問しているサイトの推薦度を表す星印のとなりに、よく目立つ”Stumble”ボタンがある。そのサービスは、クッキーを使ってユーザの複数のセッションにおけるアクションを記憶する(そのデータをツールバーから見るという設定も可能)。

今夜の発表に合わせて、StumbledUponはこのツールバーを利用するサイトのためのパートナープログラムを紹介している。すでにThe Huffington PostHowStuffWorksには、記事の横にユーザがStumbledUponのツールバーを使うためのウィジェットがある。それは、それらのサイト専用のツールバー、つまり、Huffington Postで立ち上げたツールバーはHuffington Postの記事へユーザを連れていく。このプログラムは、パートナーのサイトの訪問者を増やすわけだから、成功するかもしれない。しかもそれは同時に、StumbledUponのユーザ層も拡大する。

しかし問題はまだある。新規ユーザにとっては、ツールバーの目的や使い方がすぐには分からない。とくにHuffington Postのようなパートナーサイトから来たユーザには、より分かりにくいだろう。しかしとにかく、プラグインをダウンロード〜インストールする負担がなくなったのだから、StumbledUponが今後数か月以内に停滞を脱し再び成長路線に乗ったとしても、不思議ではない。

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(翻訳:hiwa)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081126buzzboxs-fast-forward-is-stumbleupon-with-a-train-of-thought/ BuzzBoxのFast Forwardは論理性のあるStumbleUponだ

    [...] StumbleUponはいいね。Webサイトを推薦してくれるサービス(推薦エンジン)で、ボタンをクリックするだけで、新しい、おもしろそうなサイトを教えてくれる。でも、相当な量の時間を浪費させてくれるわりには、正直言って便利とは言えない。推薦してくれるページは、一般的なカテゴリーに当てはまっているだけで、お互いの関連性がないから、自分の頭の中に情報の論理的な構造がまったくできないのだ。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100518stumbleupon-10-million/ StumbleUpon、いつの間にか登録利用者数1000万を達成

    [...] 最近StumbleUponのブログに掲載されたように、独立独歩の地位を獲得して以来URL短縮とコンテンツシンジケーションサービスを行うsu.prのリニューアル、Chrome用エクステンションの開発、広告システムの見直し、サービス内容の再構築、iPad用アプリケーションの提供開始、バッジの導入などとならんで「ウェブバー」をリリースするなど矢継ぎ早に様々の手段を講じている。 [...]