
どこの裁判所で審理されるかが訴訟の勝敗を分ける場合が多々ある。 最近ローンチされたRealDVDソフトウェアをめぐるハリウッドの大手映画スタジオとの訴訟で、RealNetworksは勝ち目を増やすことに成功した。このソフトは市販のDVDをコンピュータのハードディスクにリッピングして映画を鑑賞したり、あるいはパソコンをメディアサーバとして利用したりできるようにするもの。
この訴訟は当初、カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所(ロサンゼルス)で審理が開始されていたが、同地裁の判事は北部地区(シリコンバレー)への移送を決定した。理由? RealNetworksが、9月13日に、ViacomとDVDCopy Control Associationに対して、これと事実上同じ内容の訴を、ただし1時間15分ほど早く北部地裁に提訴したからだ。(ロサンゼルスで訴を起こしたのは、UniversalCity Studios、Paramount Pictures Corporation、Twentieth Century Fox FilmCorporation、Sony Pictures Television、Columbia Pictures Industries、SonyPictures Entertainment、Disney Enterprises、Walt Disney Pictures、Warner Bros.Entertainment)。RealNetworksは先制攻撃に成功したことで、ハリウッドの弁護士よりもテクノロジー専門の弁護士に親しみを感じる判事に訴訟を審理させることができるようになった。
問題のソフトウェア自体はすぐにも大ブームを呼びそうな製品ではないが、それなりにニッチマーケットを獲得できそうだ。(われわれのレビュー参照)。現在まだ一般ユーザーはお気に入りのDVDをすべてコピーできるほどハードディスクに余裕がないだろうが、やがてその余裕も生まれるはずだ。またRealnetworksのソフトは独自のDRM機能を備えている。いろいろな考え方はあろうが、消費者は音楽についてCDをハードディスクにコピーできるのだから、DVDを同様にコピーできる権利があるはずだという議論は説得力がある。実際、この点がこの訴訟の焦点になるはずだ。
アップデート: RealDVDは販売中止となっている。サイトのメッセージによると、
最近のハリウッドの映画スタジオがわれわれ対して訴訟を起こしたことに関連して、RealDVDの公開を一時的に中止します。しかし、われわれは消費者が自らの利用のためにDVDを合法的にデジタルコピーできるよう引き続き努力を続けることをお約束します。
地裁の決定(原文を下にエンベッド)が明らかに示すように、RealNetworksは製品をローンチする際に、ハリウッドが訴訟を起こすことを予期していた。決定から引用〔英文〕すると、
早起きは三文の得。

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(翻訳:Namekawa、U)
