
数日前にTechCrunchは、Brightcove 3のどこかの誰かがリークしたスクリーンショットを掲載した。それはBrightcoveの、完全にゼロから新装されたWeb上のビデオプラットホームで、この火曜日(10/14)にロンチする。BrightcoveのCEO、 Jeremy Allaireにインタビューして、会社の最近の状況と、新装開店したサービスの一部始終について聞いた。
Brightcoveは$91M(9千百万ドル)の資金を調達し、同社が誇る数百社のメジャーなメディアブランドを顧客に抱える、Web上のビデオ出版プラットホームだ。顧客企業は、Dow Jones、Showtime(Dexter、The Tudors)、Lifetime、AMC(Mad Men)、Time magazine、New York Timesなどだ。テレビ局、雑誌、新聞、音楽会社などはどこもBrightcoveを使って自分のサイトとWeb全体の上へのビデオの配布と管理を行っている。大企業や大学、たとえばSun Microsystemsやニューヨーク大学、それにObama campaignのような政治団体も、Brightcoveを使っている。
Allaireによれば、同社の顧客がWeb上で1か月にストリーミングしているビデオの合計本数は数億本である。この数は、Brightcoveがビデオネットワークのトップテン企業の一員であることを意味している。ナンバーワンのYouTube(1か月に50億本)にはかなわないが、たぶん2位のFox Interactive/MySpace(4億4600万本)や3位のMicrosoft(2億8600万本)には近いだろう。

Allaireの発言中、Brightcoveの財務状況についてはただ一言これだけだ:
まだ利益は出ていないが、バーンレートは下がりつつある。現在の成長率なら、追加の資金調達は要らないと思う。
会社はボストンにあり、社員は160名、業務は国際的だ。今、売上の20%と放映本数の34%がヨーロッパからだ。1年前にはゼロだった。そして5月には完全な別会社としての日本の子会社を設立した。
Brightcove 3で同社はユーザインタフェイスを一新し、新たな機能を多数導入した。それには、ビデオプレーヤーを作るためのマークアップ言語Brightcove Experience Markup Language(BEML)、顧客とデベロッパのための新たなAPI集、視聴者が使っている装置や帯域幅の制約に対応して画質を動的に変えるインテリジェントなストリーミング技術、などが含まれる。
以下は、Brightcove 3の新機能の概要だ:
- カスタムプレーヤー。 新たなAPIにより、Brightcoveのビデオプレーヤーと視聴経験をより深くカスタマイズできる。Brightcove Experience Markup LanguageはHTMLを書ける人なら誰でも使える言語で、高度なスタイルやソーシャルなツール、ビデオプレーヤーのナビゲーションオプションなどを作ることができる。
- 価格。 Brightcoveは一律の定額制から3層制(ベーシック、プロフェッショナル、エンタプライズ)へ移行する。最低年額は数千ドルから、そして企業顧客は年額数十万ドルになることもある。
- 動的デリバリ。視聴者の帯域やプレーヤーのサイズなどの要素に応じて、個々のビデオストリーミングを放映中に最適化できる。Brightcove 3はモバイルからHD(ハイビジョン)までの多様なデバイスや規格に応じて、1本のビデオの複数の異なるクォリティのストリーミングを自動的に作り出し、それらを同時に送信できる。
- 充実したAP。 BrightcoveにはデベロッパがビデオプレーヤをカスタマイズするためのAPIがすでにあるが、今回はさらに、デベロッパがSNS的なプラグインを作ったり(JS-KITのように)、文脈広告の作成やその効果分析ができるAPIが加わる。このほか、ひとつのビデオがどこで(どんなデバイス上で)視聴されても同じ広告が挿入されるための、いわゆる配信APIも同社は発表している。またBrightcove Media APIは検索エンジンの上でビデオが見られるようにし、そこに、関連のあるほかのビデオや、そのほかの文脈情報も加えられる。そして個々のビデオがユニークなURLを持つようになる。このMedia APIによってビデオの出稿者(パブリッシャー)はビデオからプログラミング情報を取り出し、それを各ページのHTMLの中へ挿入できるようになる。
上の最後の点についてAllaire曰く:
YouTubeから多くを学んだ。各ビデオが自分のページを持ち、20種類ものさまざまな方法で次のビデオを視聴できるのだ。
YouTubeの圧倒的な優勢の中で、Brightcoveの位置づけは?:
YouTubeの中に入り込む必要はない。Googleで見られれば十分だ。ビデオは普遍的なメディアの普遍的なタイプだ。コミュニケーションのための強力な、そしてあくまでも一般的なメディアだ。インターネットのブロードバンド化で、ますますビデオが使われるようになる。YouTubeにこだわらなくても、いずれあらゆるWebサイトでビデオが見られるようになるんだよ。
たぶんいつかは、彼の言うとおりになるだろう。でも今は、YouTubeの一人勝ちだ。しかしAllaireは、この状況を自分が変えられると思っている。
以下が、Beet.TV上の、Brightcove 3をめぐるAllaireのインタビューだ:
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(翻訳:hiwa)






