ブラウザのデザインなんて、どれも大差ない。GoogleがChrome(外装、メッキ)という皮肉な名前を付けたブラウザを先月発表したとき、ブラウザは裏方にすぎないという見方がさらに強くなった。オペレーティングシステムと同じくブラウザも、従順な裏方役に徹し、その上でいろんなアプリケーションが速く、安定的に、そして安全に動くようにコツコツ仕事をすべきだ。
ところがFlockは、その逆を行く。ブラウザは独自の機能がたくさんあるべきだ。控えめであってはいけない。そう主張する。今夜(米国時間10月14日)発表されたFlock 2.0は、MozillaベースのブラウザにFirefox 3並のスピードを持たせ、 MySpaceとメディアRSSのサポートを新たに加える。つまりブラウザは、もっともっと目立つ存在でなければならないというわけだ。
Flock 2.0はメディアRSSを利用する最初のブラウザだ。これはYahooが開発した規格で、従来のRSSがブログの投稿を配信するのと同じように、写真やビデオなどのマルチメディアコンテンツ(リッチコンテンツ)を配信する。今度からFlockのユーザはスタートページのMy Worldに、お好みのサイトからのメディアRSSを設定できる(mRSSを現在提供しているサイトは12seconds.tvやQikなど)。マーケティング担当副社長Dan Burkhartは、中小のスタートアップがFlockと一体化するためにはメディアRSSがいちばん簡便な方法だと言う。

MySpaceが、ついにFlockに統合した。ユーザは自分のMySpaceコンタクトにブラウザのサイドバーからアクセスでき、メッセージのやり取りや、Webサーフィン中に見つけたコンテンツの共有などをする。たぶんいちばん便利なのは、HTMLを書けない人でもビデオや写真を友だちのプロフィールのコメントとして送れることだ。FlockのデベロッパたちはMySpaceと密接に協力してこの便利なサイドバー機能を実現した。その際彼らは、Data Availabilityプラットホームも利用している。
最後にいちばん重要なのは、FlockのコードがFirefox 3互換になったことだ。メモリ管理の改良など、細部はボンネットの下に隠れているが、Awesome BarなどFirefox 3独特の機能があることに気づくだろう。Burkhart曰くFirefox 3のコードへのアップグレードは大作業で、およそ3か月の集中的努力を要した。
このリリースにないものは? インスタントメッセージングがないことが目立つ。ただしBurkhartによれば、今その実装を進めていて、完成したらメジャーなIMプロトコルのほとんどすべてをサポートする。いつという日付は聞けなかったが、とにかくそれは、すでに提供されているMySpaceのサポートと並ぶ、Flockのもっとも重要な機能であることは間違いない。
Flockは会社創業以来3年で600万回ダウンロードされた(ただし最初のバージョンのロンチは昨年の秋)。このブラウザは主に、Webサイトのソーシャルな機能を多用する18歳から34歳という年齢層をターゲットにマーケティングされている。

[原文へ]
(翻訳:hiwa)





http://koyama.goga.co.jp/article/107558236.html
日本語版の概要はここにあります。
flock 2.0の日本語版は、mixiとニコニコ動画に対応するようですね。