Googleの株価は今年に入って45%もダウンした。そのGoogleの第3四半期の業績が明日(米国時間10/16)発表される。シリコンバレーでは全員が注目している。アナリストは売り上げが$4B(40億ドル)前後、1株当たり利益が$4.79と予想している。また昨日$363で引けた株価も500ドル台後半まで戻すものと期待している。
現在のところ、Googleの売り上げ高を左右する大きな要因はドルの為替レート(収入の半分は国外から来ている)と、投資家の間に一般的に広まっている広告市場の先行きに対する悲観論だ。またGoogle/Yahooの検索広告提携に関する規制当局の精査の動きも懸念材料となっている。
しかしこの四半期の後、Googleの動きについて確信をもって予想できる人間はいない。この先行き不透明感がGoogleの株価をここまで押し下げてきたのだ。株式市場が全体として下落すれば、消費も冷え込み、広告に流れる金も全体として減るだろう。しかし、インターネット広告は他の伝統的広告から現在でもシェアを奪いつつある。この不況がネット広告に与える影響もまだはっきりしない。
Citiのアナリスト、Mark MahaneyはGoogleの株価のターゲットは$590だとしている。MahaneyはGoogleはこの難局を乗り切るのに有利な位置を占めていると考えている。彼は今四半期の経済レポートのプレビューの中で、次のように書いた。「Googleはもっとも成長の大きいインターネット広告という分野でマーケット・シェアがトップであり、さらにシェアを伸ばしつつある。また、検索広告は現在のマクロ経済の状況にもっとも影響を受けにくい分野のひとつだ」。Mahaneyはまた、検索広告以外の分野でもYouTubeとDoubleClickを通じて大きな成長が期待できるとしている。ComScoreはGoogleの検索トラフィックが9月に入って増加していると報告している。
Googleの財政状態はシリコンバレーのエコシステムの根幹をなしている。Googleが健全性を保ち、スタートアップの買収を今後も続けていくようであれば、ベンチャーキャピタリストも新規、既存のスタートアップへの投資を続けることが可能になる。もしGoogle始めビッグ・プレイヤーが買収を止めてしまえば、ベンチャー資金の流入も止まる。世界中のネットユーザーが検索広告をクリックし続けてくれることを祈ろう。シリコンバレーのスタートアップの運命はそれにかかっている。
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)




