ライブブログ:Google第3四半期収支報告
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by Erick Schonfeld on 2008年10月17日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする
Google Q3 2008 Earnings Slides
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Googleが先ほど第3四半期収支報告を公開した。これによると、収益は$5.4B(54億ドル)(ウォール街が見るトラフィック獲得コスト差引後の数字は約$4B[40億ドル])、利益は$1.3B(13億ドル)だった。収益$4Bという数字は、投資家たちの予測とほぼ一致しており、非GAAPベースの1株当たり純利益$4.92は、大方が予想した$4.79を優に上回った。この嬉しい誤算はコスト管理改善の効果が大きく働いたためだ。

以下に、会見の模様のライブブログをお送りする。

CEO Eric Schmidt:Googleにとって良い四半期でした。トラフィック、収益ともに好調でした。検索トラフィックはほぼ全分野にわたって成長しています。マーケティング予算が引き締められるなかで、ターゲット可能な広告が広告主にとってさらに重要になっています。また、消費者も財布のひもを締め、ネットでも店頭でもお買い得品を見つけるために、ウェブを使って価格比べをしています。

ほんのひと月前と比べても経済状況が悪化していることは明らかです。金融危機は経済全般に影響を及ぼし始めています。私たちは未知の領域にいます。これまでも常に長期的視野に立って経営してきました。今やそれが、これまでになく重要になっています。

検索は、Googleの中核であり、投資の大部分を占めています。検索の改善、広告の改善、インデックスの拡大、パーソナル化の強化。できるだけ多くの検索に対するさらに関連性の高い広告。ツールの強化。

そして、検索と広告に加えて、ターゲティングの強化によってアプリやディスプレイ広告にも機会が生まれます。
Doubleclickは非常に好調です。
YouTubeはコンテンツ識別ツールを使って、パートナーの90%に広告を出しています。
モバイル、ジオターゲット広告にも大きなチャンスがあります。

この先、コストにも厳しく目を向けていきます。Sergeyの好きなことばが、「scarcity builds clarity」(欠乏が明瞭を生む)。

Googleにとって焦点を絞る大きなチャンスだと考えています。

私たちは、ウェブの不朽の力を確信しています。人々は根本的にインターネットに向かって動き、賢こく情報を使い、Googleはその恩恵に預かります。

CFO:

厳しい経済環境にもかかわらず、今期もまた手応えのある四半期でした。

総収益は、前年比31%増の$5.5B(55億ドル)
Google.comが前年比34%増の$2.7B(27億ドル)
AdSenseが前年比15%増の$1.7B(17億ドル)

有償クリックは前年比18%増、前期比4%増
米国内収益は前年比22%増の$2.7B(27億ドル)、前期比5%

国外収益:

英国はやや静かで、前期比ほぼ横ばい、

その他のEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)では、オランダとドイツが比較的好調。

ブラジルと中国も好成績。

経費:

トラフィック獲得コスト(TAC)は$1.5B(15億ドル)で総広告収入の27.9%、Q2から28.4%ダウン

AdSenseのTACは$1.3B(13億ドル)
GoogleのTACは$167M(1億6700万ドル)

今後さらにTAC上昇の圧力を受けることになるでしょう。

資本支出の大部分はデータセンターに費されたものです。

運用でのフリーキャッシュフローは61%増。

運用効率には注力してきました。

不確実性は大きいけれども膨大なチャンスがあります。

Sergey Brin:当期の改善事項についてつけ加えます。

インデックスの規模を拡大しました。私たちは4時間ごとに、米国議会図書館全体に匹敵する量のインデックスを作っています。

2期連続で、検索に関して100を超える改善を施してきました。1日1件以上です。非常に重要な機能であるGoogle Suggestが10か国以上で動作しています。これは非常にユーザーの役に立つもので、思っている以上にスピードを早くします。文字を入力するそばから検索語の候補を出します。

今後も検索結果のメインページに本、ビデオ等を多く織り込んでいきます。マイケル・フェルプスを検索すると、ビデオやもろもろの物を見ることができます。これは非常に強力です。

人はビデオをエンターテイメントだと思っていますが、実はビデオは優れた参考資料でもあるのです。また、ビデオを検索しようと思う人はあまりいません。

ビジネス面では、やはり広告が当社の収益の大部分を占めており、引き続き広告システムの改善に努めます。

ランディングページの評価のしかたに変更を加えました。広告をクリックした人がまちがいなく有用なサイトに飛んで、さらに広告をクリックするようにしています。

DougleClickの統合によってディスプレイ広告にも真剣に取り組んでいます。ゲーム用AdSenseを開始しました。当社のネットワークは既に開始後2週間で、[Flashゲームで]遊ぶ人たちの10%にリーチしています。

YouTubeの「クリックで購入」機能。ビデオに関係のあるCDやビデオその他のコンテンツをクリックで購入できるようになりました。これは、収益化の大きなチャンスです。

地理情報、地域情報にも多額の投資をしてきました。Google Mapsでは、マップメーカーを開始しました。

AndroidがT-Mobileでデビューしました。携帯電話にGoogleのサービスが、実に美しく統合されています。G1は今後作られると期待されている携帯電話の最初の1台にすぎません。

エンタープライズ:今や100万社以上の企業がGoogle Appsを使っています。ビジネスでのビデオの利用にも大きな需要があります。

100万人以上の学生がGoogle Appsを使っています。インディアナ大、バージニア大、ジョージワシントン大。

私が特に喜んでいることのひとつが、Google Chromeを公開したことです。ご承知のように私たちは多くのウェブサービスを作っています。このサービス群を安定して動かすためのプラットホームを持つことが私たちの課題です。今や、ブラウザーの一つのタブで問題が起きても、そのタブを止めればブラウザーの他の部分はしっかり動きます。

これであらゆるブラウザーのハードルが高くなりました。全部のブラウザーの能力が上がってほしいと思っています。

Q&A

Q:経済問題について、ビジネスは低調になっていますか。

Schmidt:変動しています。見かけ以上に複雑に。世界的な金融危機のなかで、変わっていくことは間違いありません。

Hal Varian:ここ何週間かの金融市場への人々の熱中のために、[金融関連の]検索件数が増えました。

Mark Mahaney:事業コストを削減するのか、モバイル等への投資機会を延伸するのかどちらですか。また、ディスプレイ広告で修正できることは何でしょうか。

Schmidt:投資の質問についてですが、Googleは必要なことには勇気を見せてきました。

CFO:資金

Sergey:ディスプレイ広告について。間違いなく大きなチャンスがあります。忘れてほしくないのですが、私たちがAdWordsを始めたとき、当時で言うところの「大きい数字」に追い付くまでに何年もかかりました。ディスプレイ広告でも同じことを経験すると思います。ブランドへのフォーカスが強いとしても、やはりターゲットする必要があります。適した人たちにリーチしたいのは同じことです。もっといい測定ツールができるかもしれません。今や私たちには、DoubleClickという膨大な広告資産と、YouTubeやOrkutのようなサイト資産があるのです。

ウェブページのバナー広告だけの話をしているのではありません。ゲームやフィード、ビデオのAdSenseも含まれています。大きなチャンスです。

Q:米国政府の取り調べについて。

Schmidt:オークションによる価格決めのしくみを、みんなわかっていない、ということを言っていた。

Q:カバレージについて。

Hal Varian:みんなが注目するのがクリック当たりの総費用です。世界中を合わせた。私たちはそれが広告主の行動を反映しているとは思いません。彼らは私たちが生みだすクリックの全てを買っているのです。消費者に背を向けることは望んでいませんから。

Q:モバイルからの検索件数は?

Schmidt:モバイルの検索件数が爆発的に伸びているのは、周知のとおりです。これは、携帯デバイスのブラウザが強力になったおかげです。複合成長率は当社の中でも最も成長の早いものの一つです。

Q:Ebayは低調ですが、何か影響はありますか。

Hal:米国内の小売が低調です。しかし、出費を切りつめるようになることがGoogleにとって明るい材料だと考えています。注意して物を買うようになれば、買う物をもっとよく調べるようになります。これは憶測にすぎませんが、Googleが恩恵に預かれるかもしれないと思ってます。

Q:マージンの改善についてもう少し詳しく。AdSenseの条件を改善したためですか、それとも経費節減によるものですか。

?:あらゆる出費に関して、人々が非常に勤勉になっています。人員採用の件については、引き続き採用しています、ただし状況に応じてやっているということです。

Schmidt:マージン変更に繋がるような変化が、広告パートナーの側にあったという話は聞いていません。

Q:設備投資は2006年以来低水準が続いています。これは正常に戻りますか? Sergeyが、地理情報や地域情報が大きな収益化の機会だと話しました。このことはずいぶん前から話されていますが、そろそろ謎を解くカギは見つかりそうなのですか。

?:設備投資というのは波の激しい仕事です。データセンターを増やすことを考えています。ペースを落とす予定はありません。その波の激しい性質を見るしかありません。収容力を高めるたびに単価は下がっています。

Q:Q4に延伸された設備投資はありましたか。

?:いいえ、ありません。

Sergey:モバイルと地域特化は大きなチャンスですが、立ち上げまでにかかる時間は長くなります。なぜなら、あらゆる小さな会社を網らしなくてはならないし、モバイルにはあまりにも多くのテクノロジーがるからです。それでも私たちはやるつもりだし、位置情報によって大きな収益を得るでしょう。これは、私たちの事業のなかで大きな部分を占めるものです。モバイルもデスクトップも、ユーザー体験の混乱のほとぼりがさめてくれば、上向いてくると思います。

?:これは、Google Mapsが最大の地図サイトとして勝っている分野です。地域情報については、レビュー、写真、ウェブ検索結果などの情報を集めてきて、地図に埋め込みます。そうすればストリートビューをクリックすればレストランを見ることができます。
これまでで見た最高の地図サイトがSwisstrains.ch。スイスの鉄道がリアルタイムで正確に表示されます。

Q:「Quality scoreイニシアティブ」について話していただけますか? 提携ネットワークのスコア指標で、各パートナーを評価するもの。

Schmidt:今、準備をしているところで、来年の早いうちに公開する予定です

Q:スコアのシステムはどんな頻度で変更されるのですか。

Schmidt:システムにはフィードバックのしくみがあるので、比較的ダイナミックに行われます。

Sergey:このシステムはコンテンツ向けAdSenseにはすでに長い間設置されているわけですが、検索向けAdSenseに機能を拡張するのは意味があります。特にわれわれの大手顧客には。

Schmidt:私が思うに、世界ではたくさんのことが起きていて、政府にうまくやってほしいと思うことがたくさんあります。私たちには、Googleを健全に経営する責任があります。すばらしい未来を作りたいのです。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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