GoogleがAdSenseを最大活用する二つの方法。広告専用検索ボックスとシンジケーションページ
by Erick Schonfeld 2008 年 10 月 20 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Googleが好調な第3四半期を達成したのは、この会社がようやくコスト抑制に真剣に取り組み始めたことが主たる理由だ。しかし、それは話の一面にすぎない。今後予想される景気後退に備えて、Googleは広告売上に関わるありとあらゆる新たな収入源のスイッチを入れ始めた。例えば今月に入ってからだけでも、Flashゲーム用のAdSenseとGoogle Mapsの下端の新しいAdSenseのリンクを開始し、YouTubeのビデオには「クリックで購入」ボタンを導入している。しかし、Googleは少なくともあと二つ、このAdSenseから収益を絞り出す試みを行っている。AdSense検索ボックスと、もうひとつは、AdSenseがリンクした先のシンジケーションページに・・・さらにAdSense広告が満載されているというものだ。

Googleはテストしているだけなのかもしれないが、こうした取り組みは人々の目に触れ始めている。例えば、Google Chromeに関するサイトを運営しているある読者がAdSense広告を掲載している。しかし、通常のテキスト広告ではなく、左にある検索ボックスはGoogleが提供していて、特定の広告を検索するように誘いかけている。結果的にGoogleはこう言っている、「あなたがどんな広告を見たいのか100%の確信が持てないので、教えてくれませんか?」 広告専門の検索ボックスというのは、最重要な結果を表示し、広告は脇におく、というGoogleのかつてのポリシーから離れるものだ。明確に書かれてはいるものの、このAdSense検索ボックスを通常のウェブ検索ボックスと間違える人はいる。通常のテキスト広告リンクよりも役に立つと思う人もいるかもしれない。[アップデート:この検索ボックスは目新しいものではないと言っている読者もいる。(原文の)コメントを参照されたい。]

さらに問題なのがGoogleシンジケーションだ。別の読者のMichael Oxleyは、彼の行くゴルフサイトにあるAdSenseのテキストリンクが、「タイガー・ウッズ・キャディー」や「ゴルフウェア」に関する情報の書かれた商品ページではなく、読者をさらに多くのAdSense広告で埋められたGoogleシンジケーションランディングページに飛ばしていることに気付いた(下の画面イメージ参照)。このランディングページはGoogleが運営している(googlesyndication.comのURLに飛ばされる)。こうしたページは、クリックされた元の広告に含まれていたキーワードに反応した山ほどのAdSense広告と連携している。

もしGoogleがこのGoogleシンジケーションを大々的に使うようになれば(すでにかなりの期間使われているらしく、またリンクユニットという名でも呼ばれている)、議論を呼ぶ可能性がある。それは、Google自身が掲げてきたランディングページ品質に関するポリシーに反することになるからだ。ランディングページ品質というのは、Googleがそれぞれの広告のスコアを算出する際の要素のひとつだ。New York Timesのこの記事を見てほしい。

現在Googleは、広告がリンクした先の「ランディングページ」を考慮に入れていて、例えば、さらに広告を表示することだけを目的とするページには低いスコアを与えている。

スコアが低いほど、広告主は同じキーワードに高い値をつけなくてはならない。Google自身が、AdSense広告の品質スコアを高めたい広告主に対して、次のようなガイドラインを提示している(太字による強調は筆者)。

関連性:

* 広告が約束していることをユーザーがすぐにわかること。
* リンク先が、広告に書かれた製品やサービスについて、サイト内で最も有用な情報を与えるページであること。例えば、複数製品の説明が書かれたページではなく、広告にある製品を購入するページに誘導すること

オリジナリティー:

* 他のサイトにはない独創的なコンテンツがあること。このガイドラインは、以下のタイプのページを使用するアフィリエートに特に適用される。

o ブリッジページ:中継点として、親会社にトラフィックをリダイレクトすることだけを目的とするページ。
o ミラーページ:親サイトの外観を複製したページ。サイトが親会社またはいずれかの広告主サイトのミラー(外観が同じまたはきわめて似ている)であってはならない。
* 実体のある情報を提供すること。広告が、主として広告または一般的な検索結果から成るページ(目録やカタログページ)にリンクしている場合は、それ以外に独創的なコンテンツを提供すること。

ここで問題なのは、Googleがどうして自身のアドバイスを聞き入れていないのかということ。

そしてこれは、実質的に他の広告主を受け入れずに、自社広告を掲載していることになるのではないだろうか(あるいは、少なくとも掲載に必要な最低入札額の釣り上げに遭うことなく)。厳しいご時制には何でもありだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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