
TVクリップをウェブにアップロードするのに、5万ドルのワークステーションと専門の動画編集者など必要ない。Critical Media社CEOのSean Morganは、テレビ放送局に対してそう訴えかけている。
編集者など必要ない。必要なのは我々の提供するユーザ名とパスワードだけです
彼の言うパスワードとは、Critical Media社の提供する動画編集および配信を行うためのSyndicasterというプラットフォームだ。今年1月にベータ版が公開され、このほどSyndicaster 2.0を発表した。これを使えば放送した動画を編集して一部を抜き出してウェブに公開することができる。これらの作業はウェブ上で行い、放送後1分で作業を終えることができる。
テレビ局は従来、ウェブ用の動画クリップを作成するのに数時間を費やしていた。Syndicasterの作業はすべてブラウザ内で完結する。つまり特別なハードウェアやソフトウェアは必要ない。またCritical Mediaは700以上のローカルテレビ局の番組をリアルタイムでデジタル録画しているので、放送内容を編集用として予めアップロードする必要もない。
本プロダクトについてデモを見る機会があった。UIがWindows 98風で古くさいが、テレビで放送したものを、1分ほどの作業でウェブ用にしてしまう能力は素晴らしいものだ。編集用に動画を検索するとサムネイルおよび発言内容をテキスト化したものが表示される。表示される単語をクリックすれば、動画内の望みの場所にジャンプすることができる。公開する動画用に必要な箇所のクリッピングを行い、サムネイルの選択、タイトルの決定、内容の説明を付加する。自動的に提示されるキーワードに基づいてカテゴリ分類を行っておけばそれぞれの動画にターゲット広告を掲載する際にも便利になる。Morganは次のように述べる。
放送局品質の動画に対する広告分類をやってみたいのです。
公開用動画の準備が整えば、ドロップダウンメニューを操作してテレビ局のウェブサイトにアップロードすることができる。公開先はYouTube、AOL、ClipSyndicate(Critical Mediaの動画配信プラットフォーム)にすることもできる。既に80のテレビ放送局がSyndicasterを利用している。
Morganのセールストークをまとめると次のようになる。つまり、10のテレビ局に10人のウェブ用動画編集者を雇って3万ドルないし5万ドルもするワークステーションで仕事をさせる必要はない。Syndicatorを使う場合の年間利用料3千ドルないし5千ドル。また編集者ひとりで10のテレビ局の動画を確認し、ウェブ用のクリップを作成することができる。さらにこの作業はパジャマ姿のまま在宅でも行うことができる。
現在のところ、Syndicasterは仕事でテレビ映像に関わる人にのみ提供されているが、来年第一四半期に公開予定のConsumerCasterに於いては、Syndicasterとほぼ同様の機能が一般にも公開される予定だ。

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(翻訳:Maeda, H)





