この記事は、83 Degreesの共同ファウンダー、Narendra Rocherolleの寄稿。彼は以前は1999年にExcite@Homeに買収されたWebshotsの共同ファウンダーだった。Rocherolleとパートナーは2001年にWebshotsを買い戻してさらに成長させ、2004年にCNET Networksに売却した。
ブリトニー・スピアーズがTwitterに登場して大いに話題になった。彼女のTwitter利用方がいかにもハリウッド的におざなりだという批判を浴びたにしても、ブリトニーほどのセレブが利用することは新しいメディアにとって疑いなくプラスである。
ただし、これはTwitterにとって、もっと大きな成功を収める糸口になる可能性があったのだ。
もちろん、ブリトニーにとってはTwitterはブログ、MySpace、Facebook、 Flickr、YouTube等々に続いて、一連のソーシャル・メディア利用PR作戦の一環にすぎない。しかしTwitter側ではコンテンツのパブリッシャーに対して有料購読モデルを提供することにより、永続的な成功に結びつける可能性が十分にあった。つまりTwitterユーザーが自分の発信するサービスについて、無料(デフォールト)、有料のみ、無料と有料の併用(フリーミアム)の各モデルを自由に選べるようにするのだ。
「有料のみ」のモデルの場合、パブリッシャーは1メッセージごと、月間、年間で適当な購読料を設定する。フリーミアム・モデルの場合、原則無料だが、頭に$サインがついたメッセージはプレミアム・コンテンツとして読者が料金を支払う。
Twitterは収入の幾分かの分配を受ける。
これがどうしてうまく行くのか説明しよう。
第1に、Twitterは現在もっとも手軽な情報発信のプラットフォームだ。SMSなら今まで技術が苦手で利用できなかった層も含めて、文字通り誰でも利用できる。
第2に、Twitterは歴史的にみてきわめて価値のある2つの特長がある。携帯対応可能なこととリアルタイムであることだ。特にエンタテインメント業界にとってこの2つは黄金の価値がある。
第3に、有料化によって、非常に強力なプラスの副作用を得ることができる。コンテンツの発信者から金を取るのは成長を邪魔することにはならない。逆に、ビジネスモデルを提供することによって優れたコンテンツを提供しようというきわめて強力な動機付けをすることになる。AppleはiPhoneのApp Storeで(ソーシャル機能は特にないにもかかわらず)見事にこれを成功させた。Twitterがビジネスモデルを確立すれば、その過程で携帯キャリャアやAppleのようなコンテンツの配信者の支持を固め、取引や課金手続きをさらに使いやすくするための協力を得ることができるだろう。
たとえばブリトニーのケースで、PRチームが彼女がTwitterに現れることで相当の売り上げが見込めると知ったらどうだったか? このインセンティブがあったら、ブリトニーのTwitter利用方法には決定的な違いが生じただろう。ブリトニーは自分のTwitterサービスについて本気でプロモーションしたに違いない。人気の有料サービスはTwitterに信じがたいほどのネットワーク効果をもたらすはずだ。(この点では、TwitterがFacebookが新しい友達についてやっているように、ユーザーが誰かを新しく「フォロー」するたびにそれを現在フォローしているユーザーに知らせるようにすれば、いっそう効果があるだろう)。現在、CalacanisとScobleがTwitterの「フォロワー」を集めようと激しく張り合っているが、エンタテインメント業界によってはるかに大規模に再現されるわけだ。
ブリトニーのような“supertwitterer”が巨大な存在になればなるほど、それに応じてビジネスチャンスもますます広がっていく。ブリトニーのTwitterフォロワーが100万人いるとしたら、ペプシコーラ社はTwitterで彼女にペプシを飲んでもらうのに大金を払うだろう。
Twitterでの発信で収益化できるプラットフォームが作られれば、コンテンツの制作者がそれをかつてない高みに押し上げていくはずだ。
つまりそういうことだ。今やTwitterはゲームのやり方を変える必要がある。
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(翻訳:Namekawa, U)




