今Web上には何百万ものブログがあるが、ブログで生活が成り立つほどの収入のある人はその0.00….%にすぎない。自分の考えを書いて発表すればそれで満足という人がほとんどだし、毎月のビジター数がわずかに数百以下、コメントがめったにないブログも少なくない。でも、そんな細々としたブロガーでもブログで十分なお金を稼げる方法があるというんだけど、どう?。
Blogger and Podcaster Magazineのファウンダで編集長のLarry Genkinは、ロングテイルの〔long tail,その他大勢の〕ブロガーたちが趣味のブログで儲ける方法を模索している。彼は最近、Blogger and Podcaster Media Network(以下BPMNと略記)というものを始めた。それはブロガーたちと関連企業を集めたコンソーシアムで、どんなに小さなブログでも、そのオーディエンスの数の少なさを気にせずに収入が得られるよう支援する。このサイトは現在、登録受け付け中だが、活動の開始は来年の初め以降になる。
立ち上げ時のBPMNに顔をそろえる企業は、GenkinのWeb雑誌のほかに、Fuel My Blog(イギリスのブロガーたちのSNS)、Podcast Pickle(ポドキャスターたちのSNS)、そしてSocialRank(Sphereに似ていて、ブログをモニタして関連コンテンツや人気コンテンツを見つける)だ。
これらの企業が新しいブログネットワークをプロモートし、ブロガーが自分のサイトを構築するのを助ける(たとえばそのためにSocialRankの技術を使える)。さらにBPMNは大手のメディア企業と提携してブログの露出の拡大に努める。ブログの立ち上がりを助けるために、BPMNはPR NewsWireと提携している。ここから各ブログがもらうプロモーションパッケージは、Genkinによれば2千ドルの価値がある。
BPMNはさらに、専任の広告営業を置く。Genkin曰くFederated Mediaのような大手の広告ネットワークは大きなブログだけを相手にし、ロングテイルのブロガーたちが広告を載せたいと思ったら自分で努力するしかない。しかしBPMNでは、多数の零細ブログを集めたものを一つの巨大広告メディアと見なすことができるので、大型ブログのような有利な広告契約も可能だとGenkinは言う。このネットワークはブロガーたちと売り上げ共有契約を結び、広告収入の70%が会員のブロガーのものになる。
BPMNはブロガーたちが収入を得られるために広告だけでなくアフィリエイトの手法も使う。つまり、会員のブロガーが新会員をこのネットワークに連れてくると、年額500ドルから1000ドルの褒賞金をもらえる。BPMNが主張する、零細ブロガーでもブログで十分に稼げるというのは、この褒賞金のことを指しているようだ(1年に50のブロガーを新会員として連れてくれば合計いくらもらえるか計算してみて!)。ただし、新会員を連れてくるのはそんなに簡単じゃないから、むしろこれはBPMNの欠点じゃないかな。同社はブロガーたちを招き寄せるためのエサとして、年内の登録者にかぎり同社の株を(たぶん少量)与える。そして、とどめはこれだ:ブロガーに健康保険が付く…その詳細はまだ明らかでないが。
しかしこのネットワークは、今後相当長期間、苦労するだろう。たしかに広告主から見ればそれはAdSenseよりも魅力的な大型メディアに見えるかもしれない。でも、個々のブロガーの広告収入は、ほとんどの場合、微々たるものだろう。それにこのネットワークのアフィリエイト方式は、話が出来すぎだ。この方式から十分な収入が得られるほど多数の新会員ブロガーを連れてこられる人は、ほとんどいないだろう。Genkinが大手メディア企業との提携に成功したら(彼のWeb雑誌はすでにUSA Todayと提携している)、ブロガーたちのトラフィックが増えて、広告収入も上がるかもしれない。しかし、その収入で零細ブロガーたちが十分に食べていけるとは、とても考えられないね。
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(翻訳:hiwa)

