
オープン戦略を最初に発表してから6か月、YahooがY!OS 1.0プラットホーム上で数多くの開発ツールを(われわれが言っていたとおり)公開した。これは、一種のWeb OSなのだが、公式にはY!OSはYahoo Open Strategyの略。
ウェブで最も人気のあるスタート地点としての位置を保持するための戦略の一環として、Yahooは、データやコンテンツやアプリケーションが、今よりずっと簡単にYahooに出入りできるようにしていく。YahooのJay Rossiterがブログ記事で、Y!OSに出来ることの一部を紹介している。例えば、
1.Yahooおよびウェブのそれ以外の場所での、自分や友人の行動ストリームをアクセスする。
2.単一の総合Yahooプロフィール。
3.他サイトに持っていけるポータブルアドレス帳。
4.他サイトからYahooにコンテンツを持ち込むための、カスタム化機能の強化。
5.Yahooにいる人たちと結びつくのを助けるソーシャルネットワーキング機能
具体的にはY!OSは、複数の開発用コンポーネントから成っていて、詳細はYahooの開発者ブログまたは開発者ネットワークサイトで読むことができる。コンポーネントは、Yahoo Social Platform(YSP)、Yahoo Query Language(YQL)、Yahoo Application Platform(YAP)、OAuthの4種類。
一つずつ見ていこう。Yahoo Social Platformは、プロフィール、コネクション、最新状況、連絡先、ステータスのための一連のREST形式API群だ。このAPIを使うと、ユーザー、ユーザーの行動、連絡先に関する情報をYahooから取り出して、ウェブの他の場所で使うことができる。
Yahoo Query Languageは、SQLとほぼ同じ機能をもつウェブサービスで、Yahooおよびウェブ全体にあるデータをアクセスするための共通インターフェースを作り出す。これは、Yahooやその他の場所のデータをマッシュアップする手順を簡単にすることから、「パイプのコマンドライン版」であると説明されている。
Yahoo Application Platformは、Open Socialベースのアプリを作って、Yahoo自身のページ(MyYahoo、Yahoo Mail、カテゴリー別ページ等)で配布できるようにするものだ。現在このプラットホームのアプリは、テスト用に限定されたサンドボックスでのみ作成することができる。しかし近いうちにYahooは、アプリケーションの統合のためのさまざまな資源を開放していく予定だ。
そしてOAuthは、Yahooがサードパーティーに、ユーザーデータをアクセスする権限を与えるために採用した認証、権限付与の標準プロトコルだ。
Yahooは、デベロッパーに多くのツールを提供するだけでなく、今後も既存サービス全般にソーシャル機能を付加していく。例えばYahoo Mailユーザーであれば、まもなく連絡先の重要度に応じて受信メールをフィルターできるようになる。YahooのトップページとMy Yahooには、友人の最近の行動がわかる行動フィードが追加される。またYahooは、さまざまなサービスにわたって改訂後のシステムに、ユーザーの興味を引く仕掛けを配置して、ユーザーがYahoo BuzzやYahoo News等を読んで行動を起こしたことを、友人に知らせられるようにする。
Yahooのオープン戦略に詳細については、先週の説明会でわれわれの書いたメモを参考にしてほしい。
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(翻訳:Nob Takahashi)




