この何か月か、ウェブコンテンツの一部を切り抜いて、共有したり今後の参考にするためのサービスに取り組んでいるスタートアップをいくつも見てきた。しかしその殆どが、FirefoxまたはIEの拡張機能を必要としていた。多くのユーザーが使うのをためらい、ユーザーベース獲得には不利な障壁だ。SnipdはY Combinator出身のTechCrunch50のデモピットに参加した会社で、同じような切り抜き機能を、プラグイン無しで提供するという。
プラグインに代って、Snipdが活用するのはブックマークレットだ。ブラウザーのショートカット用ツールバーにドラッグ&ドロップできる特殊なブックマークで、一切インストールを必要としない。さらに手間を減らすために、Snipdでは使い始める前にユーザーがアカウントを作る必要がない(自分用に名前を付けるまでは、ランダムに選ばれたユーザー名が付与される)。

ブックマークレットを追加したら、あとはブラウザー上で保存したい部分をハイライトして「Snip It」クリックするだけでいい(後で見るときのために、切り抜きにコメントを付けることもできる)。切り抜いたものはすべて、そのユーザーの「My Snips」ページに表示され、メールまたはSnipdを通じて友人と共有することができる。さらに、フォローシステムを使って、他のユーザーが切り抜いた項目のリストを受け取ることもできる(RSSでも配信される)。共同ファウンダーのAlex Schlikerは、これを「ウェブ切り抜きのTwitter」と呼んでいる。
Snipdで特に優れた機能のひとつが、切り抜いたテキストのフォーマットを維持できることだ。他の殆どの切り抜きサイトは、プレーンテキスト(フォーマット情報なし)か静止画しかコピーできないため、検索が困難だ。Snipdは通常、フォーマットを保持するので、切り抜いたテキストは元のウェブページと同じように見える。Snipdは、殆どのストリーミングビデオを切り抜くこともでき、それをMy Snips上で再生できる。これは、上記のフォローシステムを使ってビデオを共有する際に特に魅力的で、フィードの中の動画を見るために、YouTubeやHuluのページを新しく開く必要がない。
Schlikerは、Snipの収益化を広告だけに依存することはせず、ソーシャルネットワークプロフィールやブログにウェブクリックを送る簡単な手段としてSnipdを使うことについて、現在交渉中であると話した。これを行う方法は今でも何種類かある(例えばFacebookは自前の「Share This」というブックマークレットを用意している)、しかしこの会社がAdSense以外のやり方を模索しているのは見ていて嬉しい。
Snipdは類似のスタートアップ何社かと競合が予想される。SimplyBoxとSazellはどちらも先月われわれが紹介している。
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(翻訳:Nob Takahashi)

