
Dash Navigationがハードウェア製造撤退を決め、全社員の65%に当たる55人を人員整理する。セコイアおよびクライナーパーキンスの両方から出資を受けているこのスタートアップでは、車載GPS端末「Dash Express」を作っている。近隣のDashオーナー全員の現在地とスピードをプールし、リアルタイムで交通情報を引き出せるネットワーク型GPSで、ジオRSSフィードはもちろん、他のGPSアプリにも対応している。
今までにない斬新な機能(僕自身この端末の大ファン)、$71M(7100万ドル)もの資本調達にも関わらず、ハードウェア参入は曲がり角を間違えた判断だったようだ。 Dashは今後、携帯電話など他のメーカーが作る端末に自社ソフトを搭載してもらう提携戦略を追求する。
Dashは小売店では売っておらず、専らアマゾンその他オンライン小売で販売していた(アマゾンでは現在車載GPS部門で売上げランキングNo.16、家電部門No.940)。 既存顧客のサポートは継続し、ソフトウェアのアップグレードがあればそれも反映していくという。
Dashでは既にデベロッパー向けの強力なAPIプログラムもあるし、ライセンシングを行うのは妙案だ。DashアプリがiPhone、Android、Blackberryの各携帯端末で使えるようになったら、僕としてもすごく嬉しいと思う。
が、コンシューマ相手のスタートアップから今この時期に他メーカー頼みのソフトウェア・ライセンシング・カンパニーにシフト転換を図るのは危険な気もする。GarminやTomTomのようなGPSナビで最も有力なメーカーが、自社端末にDashのソフトをライセンスするとは考えにくい。
Dashを買う一番の魅力、それは他のDashオーナーと繋がって、お互いに運転情報を共有できるところにある。自社端末を作ることでDashはそのコミュニティの中心を作り、ユーザーエクスペリエンスも完全にコントロールできた。それもこれで全部、消えてしまうのだろうか。
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(翻訳:satomi)




