
Googleをはじめとするハイテク企業は、今日(米国時間11/4)ワシントンで大きな戦いに勝った。投票日に行われた会議で FCCは、テレビ放送のデジタル化に伴い開放される「ホワイトスペース」帯域の、非ライセンス利用を承認した。Googleはこれまで長い間、この帯域をWiFi 2.0的なものにするためのロビー活動の先頭に立ってきた。通信会社およびプロスポーツ団体は、この帯域開放に反対し、ワイヤレスヘッドホンなどの近接したライセンス済電波と干渉を起こすと主張している。
Googleは、干渉の議論はナンセンスであると異議を唱え、FCCがこれに同意した。ただしFCCは、「ホワイトスペース」デバイスが認可されるためには、さらに試験が必要であるとしている。
これはGoogleだけでなく、ハイテク業界全体にとって大きな勝利だ。WiFiが、家庭やオフィスでのインターネット接続方法を変えてしまったのと同じように、「ホワイトスペース」帯域は、広域でのワイヤレスブロードバンド接続に使うことができる。ワイヤレスキャリア業者が脅威に感じるのも無理はない。
Googleに関していえば、この会社はインターネットに接続するワイヤレスネットワークならいくらでも欲しい。「ホワイトスペース」はさらに大きな攻勢の一部を成すものだ。例えば、最近Googleが出した特許に、異種ワイヤレスネットワークを束ねてマーケットプレースを形成し、ユーザーが料金とカバー範囲に応じてリアルタイムにネットワークを切り替えることができる、というものがある。この特許についてわれわれの記事にこう書かれている。
この特許は、できるだけ多くのデバイスでできるだけ多くの人をオンラインに、というGoogleの大局的な政策の一環だ。だからこそ、gPhoneを発表しFCCに圧力をかけ、Larry Pageは空き帯域開放のサポートに躍起になっているのだ。 特に空き帯域の開放によって、モバイル機器の接続ポイントが増え、無線キャリアの魅力的な代用になる可能性がある。そして、Android搭載の電話機が、最初にこのフレキシブルな接続システムの恩恵を受けることになるのかもしれない。
FCCは、Googleがキャリアーを出し抜くエンドラン攻撃にゴーサインを出したわけだ。ただしFCCは、VerizonのAllTell買収も承認している。
アップデート:今日(米国時間11/3)のブログ記事で、Googleの共同ファウンダー、Larry Pageがこう書いている。
この帯域を使えば、真に驚くべきことをエンジニアや起業家が実現することができるはずだ、と常々考えてきた。近いうちにわれわれは「Wi-Fi on steroids 」(ステロイドで増強したWi-Fi)を手にすることになる。なぜなら、この帯域信号の到達範囲は現在のWi-Fi技術よりはるかに広いため、少ない基地局でアクセスが可能になり、その結果低価格で広い到達範囲を実現できるようになるからだ。だからFCCが、Wi-Fiで成功したのと同じ非ライセンスモデルを承認したのは実にすばらしいことだ。おかげでWi-Fiチップは今年10億個が作られる見込みだ。FCCがルールを決めたことによって、この帯域を利用した製品が同じような成長をみせてくれることを確信している。
私は技術者として、FCCが科学を政治に優先させる決断を下したことにも、非常に満足している。何年もの間、放送界のロビイストをはじめとする人々は、このテクノロジーの懸念や混乱を流布しようと試み、FCCの技術者たちが本来の仕事をするのを妨げてきたのだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)




