Jerry Yangは、何という日に、サンフランシスコのWeb 2.0 Summitで千人からの聴衆の前で壇上に立つことになったのだろうか。Googleとの検索マーケティング提携がご破算になり、株価も下落を続ける中でYahooの今後の計画は先が見えない。
4:50pm、カンファレンス共催者のJohn BattelleがYangを壇上に迎え入れた。
Yangは、Battelleにまず調子はどうかと聞かれると、「すごい一年だった」と答えた。Battelleは次に、今年Yahooに何が起きたのかを、2008年2月にMicrosoftが同社に買収を提案したことを振り返って尋ねた。
Yangはきっぱりと、Microsoftへの身売りについては何も決まっておらず、いつでも契約交渉に応じられるし、両社はそれほど遠く離れてはいないと答えた。また、Microsoftは引き続き、同社がもはやこの取り引きに関心がないことを明言している、とYangは言う。さらに、Yangも役員たちも、自分たちが常に正しい判断をしてきたと思っている、と語った。契約に致らなかったのは、両社の責任だいう。
Battelleが、多くの人が契約がいたらなかったのはYangのせいだと言っている、と言うと、Yangが反論して、自分はYahooが独立でいられるかどうかには関心がなく、会社にとって最善であることしか望んでいない、と言った。また、提案が破棄された後、再び関心を持ってもらおうとMicrosoftに立ち返ったことを、繰り返し話した。
「Stevee [Ballmer]は大いに尊敬しています」
「恨んでなどいません。」
Battelleが次に、Googleとの検索マーケティング提携について尋ねた。今日白紙に戻った件だ。Yangが、「何が起きたのか」といえば、契約を結べるよう司法省に働きかけてきたけれども、Googleは「交渉を続けたくないことがはっきりしていた」という。
Yangによると、あの提携は「ライバル2社がこうすることによって、さらに磨きあうため」の手段だったという。YahooがGoogleの広告を活用できれば、ユーザーはもっと良い体験ができて、Yahooが検索市場で「活発に競争する」のを助けられただろう。
「Googleが、この提携を守ろうとしなかったことには、失望しています」とYang。
Yangによると、政府はこの業界を理解しておらず、市場をあまりにも狭く定義している。「こういうことは、広い業界では思いがけない結果をもたらす」のだという。
Battelleが聞く、「15年前にYahooを設立して、最初の8~10年はYahooがインターネットの標準供給者でした。2006年にに危機を迎え、あなたがCEOに戻りました。なぜ、なぜですか。どうしてそうしたのですか。あなたは適任なのですか。」 Yangが答える、「私が戻ったのは2007年でした。CEOになるという決断は軽々しく下したものではありません。安易に地位に就くことはしません。Yahooで変革を起こしたくて、それを実現できたと信じています。いろいろな変化がありました。多くの人がやって来ては去っていきましたが、既存のものに対して行おうとしたプランは実施したし、Yahooをプラットホーム会社として再構築したという意味で大変誇りに思っています。」
「これまで起きたことに一瞬たりとも後悔したことはありません」

「Yahooのビジョンは何ですか」(Battel)
「Yahooは、インターネットで人々がやりたいことをできるようにする消費者ブランドです」(Yang)
Yangは、Yahooをプラットホームとして開放することが重要であると言う。YOS[Yahoo Open Strategy]はサードパーティーが、Yahooユーザーのためのアプリケーションを作れるようにする。「Facebookとは大きく異なります」
Yangは、Search MonkeyとBOSSについて、またそれがサードパーティーアプリを呼び入れ、検索をウェブサービスとして開放することによって、いかに検索体験を変えていくかについて語った。
Battelleが、Yahooの歴史上何が間違っていたのか、Yahooの封建的文化が邪魔をしたのかと尋ねた。Yangは、Yahooの文化は変わってきていて、もっと生産規律が必要だと答えた。同社には歴史的なスケール問題があり、それはプラットホーム的アプローチがなかったからだという。
Battlleは、プラットホーム広告業者になりたがっている企業には、Google/Double Click、Microsoft、Yahooの3社がいると言い、YahooがAptをどうするつもりか聞いた。Aptはサイトパブリッシャーが、Yahooの下で広告サブネットワークを作ることのできる、新しいプラットホームだ。Yangによると、APTは広告主に大量のオーディエンスをもたらすだけでなく、あらゆるタイプの広告を販売できる換金性、流動性の高い市場を形成するのだという。
Battelleが、3年前のYahooについて聞く、FlickrとDeliciousを買収したときのことだ。そんな日々は終ったとBattelleがいう。Yahooはまた買収を始めるのか? もちろん。「今年40社を買収しました」、会社にとってきわめて重要なことです、とYangがいう。
Battelleが、YahooにはMicrosoftとどんな契約についても交渉する意志があるか聞くと、Yangがノーと答えた。YahooがAOLを買うのかと聞くと、Yangは「それについては答えらません」と言った。
聴衆から、将来の検索の競争力について質問されたのに答えて、Yangは、検索はイノベーションに基づくもので、資産に基づくものではないと信じており、Yahooが設備投資には十分費やしていると考えていると答えた。
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(翻訳:Nob Takahashi)




