
今やバラク・オバマ対ジョン・マケインの戦いも終了したことであり、この18ヶ月のキャンペーンで、正確にいってどこに勝敗の分かれ目があったのか明らかにしようとする専門的な分析が山のように登場してくることが予想される。だが、この点の分析に関しては、Auditudeというビデオのフィンガープリント〔ビデオの「指紋」を作成して同定する〕サービスの右に出るものはないだろう。Audtitudeは最近MySpaceのビデオ・プラットフォームの一部に採用されている。
Auditudeは何百万時間分ものビデオ・コンテンツをデータベース化しており、オリジナルからコピーされてウェブ上のあちこちに拡散したクリップもすべて記録している。たとえ数秒のクリップであっても、オリジナル・ビデオがどれで、どの部分からコピーされたものか判別できるのだ。この機能を生かして、Auditudeはスピーチ、失言、広告のどの部分が実際に大衆に影響を与えたか分析できる。
大統領選の分析の手始めとして、Auditudeでは今年行われた3回の候補のディベートの人気を分析した。YouTube、Veoh、MySpace、Yahooなどのビデオ・サイトをクロールし、討論会の一部分を切り取った何千というビデオをすべて探し出し、時系列に整理することで、どの瞬間がもっとも人気があったかを判定した。
予想通り、人気はマケイン候補の失言とそれに対してオバマ候補が何か辛辣なことを言った瞬間に集中していた。この傾向は、Obamaの方がウェブ上での存在がはるかに大きかったこと、ビデオについてのバイラルが何百万というユーザーに一気に行き渡るDiggのようなサイトが概してリベラルよりのバイアスがかかっていることによるところが大きい。しかし、それでも、有益なデータを見つけるのに事欠かない。(たとえば、マケインがオバマを「あそこの、あいつ(that one)」呼ばわりした件はマスコミで大きな非難を浴びたものの、第3回でマケインがオバマの「ゼロ」という言葉にぽかんと目を見開いたままになった瞬間の半分しかクリップされていない)。
下にそれぞれのディベートからのクリップ数を時系列で表示したグラフを掲載した。グラフのピークに対応するYouTubeのビデオ・クリップへのリンクも載せてある。

Clips:
Eisenhower ‘Goof’
You Were Wrong

Clips:
That One

Clips:
Zero?
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(翻訳:Namekawa, U)




