MySpace、支払いおよび仮想ギフトサービスのAPIを公開準備中
by Erick Schonfeld on 2008年11月8日

FacebookとMySpace、Googleを含むOpenSocial連合の「プラットフォーム」を巡る戦いでは、アプリケーション開発者がより簡単に収益を上げる方法を構築した方が勝利をおさめるに違いない。ソーシャルネットワークにおける広告は疑問視されており、また広告不況は現状でも低い広告費をさらに押し下げることになるだろう。プラットフォーム上で収益をあげるには、アプリケーション自体を有料化するか、アプリケーション経由で何かを販売することだ。しかしそのためには開発者の使える支払い/請求システムが必要になってくる。

一時間足らず前、MySpaceのCOOであるAmit Kapurが、MySpaceの開発者が自身のアプリケーションに組み込むことのできる支払いシステムないし仮想ギフトサービスを準備中であることを公にした

Facebookも仮想ギフトのシステムを持ってはいる。しかし開発者が使えるようにはなっていない(但し第三者の提供するギフト経済の仕組みは存在する)。支払いシステムを準備しているという話も話だけで、なかなか実現しない。

iPhoneのApp Storeで、少なくとも携帯電話の世界では人々がアプリケーションに金を払うことが証明された。ソーシャルネットワークの世界でも、アプリケーションの質が向上し、数が少なくなればApp Storeモデルが適用されるようになるだろう。そう、問題はFacebookやMySpaceの世界ではアプリケーションを公開するのに障壁となるものは何もなく、アプリケーションの数が多すぎるという点にもある。ただアプリケーションに課金したりアドオンサービスを有料にする方向に話が進めば、開発を試みる企業や開発者たちも、人々がお金を払いたくなるアプリケーションを開発するようになっていくだろう。

また収益化の方向は開発者を惹きつけるためだけのものではない。現在のような状況にあっては、FacebookやMySpaceも収益拡大に向けたより強いプレッシャーにさらされているのだ。

現在の「すべて無料」の方向から有償化の方向へ移行しようとする試みは、アプリケーションの価値をその利用者数と直接結びつけることになる(具体的に言えば友人のうち何人が使ってくれるようになるだろうかということ)。アプリケーションの有料化を行った瞬間に、利用者は減ってしまうだろう。それでほとんどのアプリケーションは無料で提供することを選択している。しかし拡張機能やより良いユーザエクスペリエンスに課金することができるようになれば、より良いアプリケーションが生まれてくることに繋がるに違いない。

いずれにせよ、開発者たちに広告以外の収益獲得の途を用意するレースは続く。この面でMySpaceはFacebookを打ち破れるだろうか?

(写真:Paul Falardeau

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(翻訳:Maeda, H)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090102iphone-myspace-facebook-race-to-micropayments-in-2009/ 今年はiPhone、MySpace、Facebookがいよいよマイクロペインメント・サービスの提供へ

    [...] 大まかに言って、アプリケーション・プラットフォームというコンセプトは定着したと思う。Facebookのプラットフォームが登場したのは2007年だったが、今や数万のアプリケーションが登録されている。MySpaceは主としてGoogleのOpenSocialプラットフォームを採用しているが、4500のアプリがあって、2億1100万回インストールされている。iPhoneのApp Storeがローンチしたのはほんの最近、2008年の7月に過ぎないが、1万以上のアプリが登録され、ダウンロードは3億回を記録している。こういったアプリケーション・プラットフォームはメインストリームのコンピュータの利用にも大きな影響を与えていく可能性がある。AndroidはネットブックPC上で動作するよう改良が試みられている。また現在AppleはApp Storeプラットフォームが作動する大型のiPod Touchを準備しているものとわれわれは見ている。将来Microsoftがこのような方式のソフトウェア配布メカニズムをWindowsに直接組み込むことさえ考えられないわけではない。しかし、これらのプラットフォームにはきわめて大きな機能の穴がある。どのプラットフォームも、アプリケーション作成者がユーザーから直接集金できるようなマイクロペイメント機能をサポートしていないのだ。現在、FacebookやMySpaceのアプリ・デベロッパーは、きわめて低い単価(CPM)で広告を掲載することで収入を得ている。iPhone/iPodのデベロッパーは、ユーザーにアプリケーションをダウンロードさせる際に課金することができる。どちらの方法もソフトウェアでビジネスをするには良い方法だ。しかし収益化の三本柱の最後の一本―ギフトその他バーチャル・アイテムを販売する際に必要とされるマイクロペイメント・サービス―は、現在まで事実上無視されている。サードパーティーの支払いシステムを利用することで問題の解決を図ろうとするFacebookアプリも登場している。Spare Change(PayPalを利用)やSocialGold、Zongその他のサービスがユーザーの資金をシステムに受け入れており、Mob Warsのようなアプリはマイクロペイメントを通じて月$1M(100万ドル)もの売り上げを得ている。プラットフォームの運営者は皆、システム内で直接マイクロペインメントを可能すると約束してきた。Facebookは昨年9月までにそういったシステムを提供すると約束したが、結局約束は守られず、そのプロジェクト自体、今や優先順位が高くないようだ。MySpaceも2008年11月にマイクロペイメントのサポート計画を発表した。しかし実現の時期に関しては明言を避けている。私の見るところ、MySpaceもFacebookも直接支払のためのプラットフォームを実現する気はない。支払いシステムにはあまりにも厄介な問題が山積している―詐欺、引き落とし不能、セキュリティー等々の問題に対処するには膨大なコストがかかる。リスクもとてつもなく大きい。PayPalが築いたようなインフラを一から作り直すのはコストパフォーマンスがよい仕事ではない。MySpaceもFacebookもマイクロペイメントに関してはおそらく実績あるサービスを提供しているサードパーティーと提携することになるだろう。これは今までにも例がある。(FacebookとMySpaceは案内広告を、たとえばOodleに委託している)。いちいち自分でシステムを構築する手間をかけずとも、収入の一部を吸い上げられればそれでよいわけだ。しかしAppleは間違いなく自前でシステムを作ってくると思う。Appleはすでに基本的な支払いプラットフォームをiTunesで確立している。これにマイクロペイメント機能を付加するのはさほどの手間ではあるまい。[原文へ](翻訳:Namekawa, U) ShowListings(“arc3″); ShowListings(“arc2″); AddClipsUrl = ‘http://jp.techcrunch.com/archives/20090102iphone-myspace-facebook-race-to-micropayments-in-2009/’; AddClipsTitle = ‘今年はiPhone、MySpace、Facebookがいよいよマイクロペインメント・サービスの提供へ’; AddClipsId = ‘2CBE02C952CFE’; AddClipsBcolor=’#78BE44′; AddClipsNcolor=’#D1E9C0′; AddClipsTcolor=’#666666′; AddClipsType=’1′; AddClipsVerticalAlign=’middle’; 前の投稿へ トラックバック [...]