Blinkx、売上115%増(ただしそれでも赤字)
by Erick Schonfeld on 2008年11月11日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

唯一残された大きな成長の見込める広告媒体として、ビデオ検索に大きな期待が集まっている。先ほど、数少ないウェブビデオ専門上場会社のひとつであるblinkx(ロンドン株式市場で取引)が、2008年9月30日決算年度の半期収益を発表した。同社の売上はこの6か月間で115%増の$6.4M(640万ドル)だった(ただし、比較は一部分のみ。下の損益計算書参照)。粗利益は$2.2Mから$4.5M(450万ドル)に倍増した。

blinkxは自社のビデオ検索エンジンも運営しており、訪問者数は好調な伸びをみせているが、blinkxのビデオ検索の大部分は、Ask.com、Lycos、複数のMicrosoftサイト、ViacomのAddictingClipsなど20のパートナーサイトへ供給されている。Blinkxは、最近追加されたPepple.com、CBS、Getty Imagesらをはじめ420社のコンテンツパートナーから、3200万時間を超えるビデオをインデックスしている。提携先を含めたビデオ検索で9月に6400万ユーザー、6億6800万ページビューを記録している(comScoreによる)。Blinkxは、同社ネットワーク上で1日に700万件のビデオ検索を扱っている。同社資料による過去6か月間の統計データを一部紹介する。

・総検索件数 ― 12億件

・総収益化可能検索件数 ― 8億3100万件(71%)

・調整後平均CPM ― $16.25(CPMの範囲は$8~$48)

ビデオ検索の供給に加えて、blinkxは独自の即席ビデオ広告ネットワークを持っており、ビデオの中で話された言葉をトリガーにしてコンテキスト広告を表示することができる。同社はこの取り組みを拡大するために広告営業要員を採用しており、これが未だに赤字である大きな理由だ。この半年の間に、営業およびマーケティングに$6M(600万ドル)を費しており、これは同期の売上高に匹適する。

この結果Blinkxは未だに純損失$4.3M(430万ドル)を計上している。それでも2007年同期の$13.7M(1370万ドル)よりは良い(IPO費用$11.5M[1150万ドル]を含まず)。しかし赤字は赤字。同社の現金保有高は$32.4M(3240万ドル)で、1年前より$11M(1100万ドル)減少している。

数週間前にblinkx CEOのSuranga Chandratillakeが、私が共同司会を務めるBeet.TVのパネルに登場した。下のビデオの2:45あたりから終りにかけて、blinkxがビデオコンテンツ中の会話そのものをインデックスして検索するために使っている音声認識技術について、また、ビデオクリエーターたちが自分のビデオに偽のタグやタイトルや説明文を入れて検索エンジンをだまして検索結果で上位にランクされるようにする、といった状況を回避するのに、これが役立つということを話している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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