さて、Googleの音声認識機能を備えた携帯アプリがiPhone App Storeに、いよいよ本日(米国時間11/18)登場した。これまで知り得た情報は、Googleが作った作動の様子を示すビデオだけだった。
ところが、このビデオには、これからiPhoneの使い方が根本的に変ってしまうような内容が紹介されていた。ウェブや連絡相手を検索するのにバーチャルキーボードを叩く必要がない。その代りにボタンを一つ押してGoogle Mobile Appを起動するだけでよい。ボタンは文字通り一つしかない。あとはユーザーが電話機を耳に当てる、離すといった動作を加速度計が検知してシステムが自動的に対応してくれる。なんとも、驚きのユーザーインタフェースだ。
Googleのデモビデオというのはこれ。携帯事業部のMike LeBeauが説明している。
それでは、デモの内容と私が実際に行ったテストの結果を比べてみよう。 最初の大きなガッカリは、連絡相手の検索には音声入力が使えない点だ。 通常jどおりタイプ入力しなければならない。それなら優秀な連絡先管理アプリがすでにいくつも出ているから、わざわざGoogleのこのアプリを使う必要はない。
もう一つ、重要な点だが、周囲の騒音レベルが非常に低くないとこのアプリは正常に作動しない。6フィート先の電気ヒーターからのぶーんという音でこのアプリは完全に混乱してしまった。これでは走っている車の中では使えそうにない。下に掲載したテスト結果は、非常に静かな部屋で、iPhoneをしっかりと耳に当て、できるだけ明瞭にしゃべった結果だ。デモビデオの結果を左に、私の実際のテストの結果を右に載せた。
最初の質問:ゴールデン・ゲート・ブリッジの写真は? 結果は完璧。

質問2: 大王烏賊の大きさは? 結果は奇妙。Public CitizenとかいうNPOの記事が表示された。

質問3:映画の上映時間は? 結果は完璧。私の所在地の情報もきちん利用していた。

質問4: 摂氏25度は華氏何度? 完璧。

連絡相手の検索もまったくビデオのとおりにできる。ただし、このビデオはいささか誤解されやすい。連絡相手の検索に音声入力は使えない。タイプ入力するしかない。もちろんビデオにはその操作がちゃんとそのとおりに映っている。しかし、見ている方は、このあたりでもう何もかも音声入力で検索ができるのだと希望的観測に胸をふくらませているから、タイプ入力が行われていることに気づかない。Googleアプリのこの部分は、iPhoneに初めからついてくるオリジナルの連絡相手管理ソフトより多少まし、といった程度のできだ。
大王烏賊で失敗した件を除けば、検索はうまくいった。しかしデモビデオでも分るとおり、まだまだ音声認識というのは成熟した技術というには遠い。繰り返すが、連絡相手に音声が使えないのはがっかりだ。
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(翻訳:Namekawa, U)
