
楽曲サブスクリプションは今のニッチな事業規模から脱却できるんだろうか? また疑わしくなってきた。 eMusicが今日(米国時間11/20)、同社の楽曲サブスクリプションが2003年のサービス開始以来、楽曲ダウンロード数通算2億5000万回に達したと発表した。因みにアップルのiTunesは2003年4月オープン以来、通算販売数50億曲。eMusicはiTunesの12分の1となる。
eMusicの仕組みはこうだ。月額$12~$20の定期利用料(サブスクリプション)を払うと、ひと月30~75曲ダウンロードしてキープできる。制限数を超えたら1曲$0.25から楽曲買いも可能。eMusicには全450万曲の楽曲カタログがあり、特にインディペンデントレーベルの楽曲が充実している。定期利用者(サブスクライバー)は現在40万人で、同社では今年$70M(7000万ドル)の収入を見越している。
つまり、定期利用者の大多数は月額$12の基本プランを選んでいる、という実態が伺える。仮に全員これだけ払ってるとすると年間$57.6M(5760万ドル)の純益。(予想収入との)差額は、高いプランを選んだ人、制限超過の別売ダウンロードから入ってくる収益とも考えられる。このビジネス最良のポイントは、顧客がダウンロードした曲の分だけレーベルに払えば済むところだ。例えば誰かが月々の割り当て分を全部消化できず、その月5曲しかダウンロードできなかったとする。するとeMusicの懐には、残り25曲ダウンロードしてたら本来レーベルに行くはずの分も入るのだ。
客が怠けた分だけeMusicにお金が入るんだから、こんなうまい商売はない。iTunesにも競争が必要なのは間違いないので、なんとかこの調子でシュポシュポ邁進してもらいたいところだ。まあ、iTunesに立派に対抗し得るところまでサブスクリプション型楽曲ビジネスが伸びるかどうかを占う数字としては、幸先良くないけど。
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(翻訳:satomi)
