「KickApps」がシリーズCで$14M調達
by Erick Schonfeld on 2008年11月26日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

KickApps

昨日(米国時間11/24)ホワイトレーベルのソーシャルネットワークのスタートアップ「KickApps」がまた投資調達を完了したという噂がリークした。米国証券法上のレギュレーションDを見ると、PEHubが伝えた「$13M(1300万ドル)超」という調達額は誤報というわけではないが、正確でもないことが分かる。

KickApps社CEOのAlex Blumから当方が確認した話では、North Atlantic Capitalを新リード投資家に迎えたシリーズCラウンドで$14M(1400万ドル)調達完了した、ということだ。今回の出資には既存投資家のソフトバンク、Spark Prism、Jarl Mohnも参加した。KickAppsでは自社プラットフォーム上に作ったページからの広告収入をパブリッシャと分配する(KickApsが60%でパブリッシャは40%)か、あるいはパブリッシャに当該の広告インベントリを$3~6のCPMで買い取らせている。大手顧客のほとんどは広告インベントリを自分で管理する方を選ぶという。つまり、ソーシャルネットワーキング機能を大手のサイトが取り込む場合、広告レートは(大手がFacebookやMySpaceに出す大多数の広告みたいに)10セント単位で勘定しなくて済むということだ。

KickAppsで開発したブランド付きソーシャルネットワークの実例としては、サンフランシスコ49ersファンサイト、噂サイト「Gossip Girl」、Rachel Rayの「Incredible People」、国営ラジオ局(NPR)が運営する有権者のサイト「get-out-the-vote」、今は閉鎖となったマケイン応援サイト「McCainSpace」などがある。

すぐ終わるサイトもあれば長続きするサイトもある。今はビジネスの40%は米国外からのもので、例えばギネス世界記録のサイト、Guia Infantil、スペインの「BabyCenter」などがそれ。 それやこれやでKickAppsでは全体で現在5万件近いソーシャルネットワークを動かしており、Blumによると月間ビジター数1000万人、ページビュー数は3億件に上るらしい。

が、Blum自身は、ページ単位の測定法は、オーディエンスのエンゲージメントを見る方法としては間違っている、と考えている。むしろ彼はアプリ単位で、人がサイトや他の人とどうやり取りするかを計測する方がやり方としては賢明だし、これならアプリがウィジェットでバイラルに広まってもサイト圏外の動きまで測定が可能だ、という。Blumの主張はこうだ。:

Omnitureの重要性が薄れる中、われわれは新形式の測定法を開発しています。ページがベースの解析測定は今やコモディティですね。グーグルが無料で配ってますし。

もちろん彼ならそう言うだろう。でも、彼の言い分にもなるほどと頷けるところはある。

KickAppsは特に大手メディア企業には魅力が大きい。何故なら自分たちで既にコントロールしているサイトにソーシャルな機能が取り込めるから。 昨年はワーナーブラザーズがNingからサイトを引き揚げ、KickAppsに引っ越したのも、まさにこれが理由だった。Ningの時は自分のサイトではなく、Ning全体のページビューとメンバーを増やしただけ。それがワーナーには気に入らなかったのだ。

KickAppsのもう一つの魅力は超シンプルなWYSISWYGアプリのエディターで、これはデザイナー以外の人でもウィジェットやサイト丸ごと、広告までドラッグ&ドロップできる。さらに、OpenSocialとFacebookの両アプリに対応しているので、これも追加が可能だ。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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