先週デンマークのComputerworldはIT Factoryに権威ある「デンマークのベストIT企業賞 2008」を授与した。IT FactoryはSaaSモデルによるアドオンでビジネス情報、顧客管理、人材管理サービスを提供する企業ということだった。ところが今週に入って、同社は破産を宣告され、警察の捜査中に、社長のStein Baggerがドバイで失踪してしまった。
この仰天事件はデンマークのメディアでトップニュースになっているが、国外ではまだあまり知られていない。
Stein Baggerはとんでもなく汚いことをやっていたようだ。デンマーク警察は、不正会計と知人のビジネスマンに対する暴行(報道によると、Baggerに何か関係あるデンマークのオートバイ・ギャングのメンバーが実行した)容疑でBaggerを手配している。ただし正式な罪状はまだ明らかになっていない。先週の木曜からBaggerの姿を見たものがいない。Baggerは妻子と共にビジネス・カンファレンスに参加するためにドバイを訪れている間に失踪した。(失踪を報告した1人はBaggerの妻だという)。
Computerworldが先週、問題の賞を与えるにあたって行った調査を引きついで、デンマークの新聞はIT Factoryの背景を洗ったところ、Baggerは詐欺の前科がある2人のスウェーデンのビジネスマン(Carl FreerとMikael P. Ljungman)と関係があることが判明した。 調査は引き続き行われている。
報道によると、Baggerは2週間前からIT Factory社付近のホテルに部屋を借りて秘密のオフィスにしていた。この部屋で大がかりな詐欺のために帳簿の改ざんや、署名の偽造を行っていたとされる。不正の総額は5億デンマーク・クローネ($85M(8500万ドル)に上るという)。IT Factoryの売り上げの90%は架空の契約に基づくものだと推定されている。さらにまた存在しないIT機器などの資産をリース会社に売却し、その売り上げが怪しげなオフショア企業に送金されているらしい。
この詐欺スキャンダルでデンマークの多くの企業や銀行が痛手を被った。その中には国際的に活躍している自転車競争のチーム、Bjarne Riisが率いるCSC-Saxo Bankが含まれる。このチームはIT Factoryをメイン・スポンサーとして頼みにしていた。
以上は大部分デンマークのニュース記事の翻訳と、情報提供者からの情報によるものだ。さらに情報が入手でき次第アップデートしたい。
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(翻訳:Namekawa, U)




