「.TEL」は、ロサンゼルスの準政府機関ICANNが承認した新しいトップレベルドメイン名群の一つであり、近々販売が開始される。他のタイプのドメイン名と同じく、.TELも、好きな登録業者(eNom、Godaddy、Network Solutions、Registrar.com等)から買うことができる。
このドメインの売り出しは3月からで、卸値の$10に何がしかを加えた料金になるだろう。手に入るのはこれ。Telnic(.Telの運用会社)が運営するページに、購入者の名前、電話番号、FAX番号、メールアドレス、その他追加したいリンクを置いたもの。サイトに写真を置くことはできない(企業の場合のロゴも)。Telnic自身のデータによるサンプルはこちら。
データは公開されるが、一部のデータを隠して友人のみに見せるようにもでき、その友人も.TELアドレスを持っている必要がある。つまり、名刺を渡さなくても .TEL アドレスだけ渡せばいい、という発想だ。認可されたドメイン名なので、公式っぽく感じる。しかし、現実には、一スタートアップ企業がICANNに費用を払い、ユーザーの個人情報を載せたウェブページを販売する権利を得たというだけのことだ。
今からドメインの一般販売が始まる3月までの期間は、ドメイン登録業者が商標所有者から金を巻き上げる特別な時間で、商標名を予約するために年間$400を支払うことになる。商標所有者はこのドメインが欲しいわけではないが、他人が取得すのを防ぐために払うのである。したがって例えばAppleが、同社が持つあらゆる商標を登録して他人に取られないようにするために、しぶしぶ何千ドルという金を支払う可能性は高い。この初期期間が終われば何でもありで、誰でも好きな名前を登録できる。
.TELのすることで、Facebook等のサービスが既に(もっとよく)やっていること以外のものは何ひとつない。あるいは、背後にICANNがいるから.TELの方が信頼できるということもない。ICANNは料金さえ払えばどんなプロジェクトでも承認することで悪名が高い(ICANNは、米国政府がやめた方がよいと示唆するまで、ポルノ専用ドメイン名を作ることに賛成していた)。そして、ユーザーはこのドメイン名を登録業者を通じて買わなければならないのだが、これまたユーザーの信用を汚すことで悪名高い。
別の言い方をすれば、この連中はユーザーが最後まで個人情報を預けたくない相手だということになる。
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(翻訳:Nob Takahashi)
