ビデオはFacebookの中心的な機能とはいいがたい。ビデオのリンクはメンバーのトップページのサイドバーに小さく表示されているだけなので、ほとんど誰も気がつかないくらいだ。Facebookのユーザーが気付くビデオといえば、ニュースフィードに時折ポップアップするものがほとんどだろう。これらのビデオはYouTubeが多いが、最近はFacebookの内部でホストされたものも増えてきた。2007年にFacebookがビデオ・ホスト機能をローンチして以来、すでに4500万のビデオが蓄積されており、毎日約10万のビデオが追加されている。しかし、それでもFacebookのビデオ機能は影が薄かった。
今日(米国時間12/5)、Facebookはビデオ共有機能に重要な改良を行った。まず画質が720p(1280×720)にアップされた。これはHD画質と認められる最低画質とされる。偶然(ではないかもしれないが)、YouTubeも先週金曜にHD機能のサポートを開始している。
しかし、今回の改良でもっとも重要なポイントは、ビデオが他のサイトにエンベッド可能になったことだ。エンベッド機能はもちろんYouTube、MySpaceはもちろん、他のほとんどビデオサイトでずっと以前から提供されてきた。しかしFacebookはプライバシー機能にひとひねり加えている。いかにもFacebookらしく、ユーザーはビデオを見ることができる相手を個別に指定できる。このプライバシー設定はエンベッドされた先のサイトでも有効で、一般公開ビデオは誰でも見ることができるが、「友達のみ」に指定されている場合は、その友達もFacebookにログインした状態でないと再生することができない。
ユーザーベースの巨大さを考えると、ビデオがエンベッド可能になったことでFacebookのビデオ機能に勢いが加わるのは間違いあるまい。もちろん、ユーザーが主として一般公開ビデオをアップロードするものとしてだが。しかし、遠く離れたYouTubeの背中はともかく、ビデオに関してはFacebookより先行している宿敵MySpaceとの差を縮めるために、この程度の改良で十分なのかは疑問の残るところだ。
2008年10月のcomScoreビデオ統計
| Company | MySpace | YouTube | |
| Unique video viewers | 7 million | 51 million | 344 million |
| Videos Streamed | 21 million | 411 million | 5.3 billion |
| Total Minutes Watched | 32 million | 449 million | 12.3 billion |
| Avg. videos/viewer | 3 | 8 | 53 |

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(翻訳:Namekawa, U)
