売れまくっている小さいローエンドのネットブック(訳注:主にインターネット上のサービスを利用することを目的とする小型PC)が、ほとんどの人にとって不十分である理由を先月掲載した。
小画面、サイズ不足のキーボード、およびパワー不足のハードウェアでは、ネット上での快適なエクスペリエンスを得ることはできない。しかし5月にNetvibesでのフルタイムの職を辞したNetvibes設立者のTariq Krimは、ネットブックも使いようによるのだと考えている。
その「使いよう」を実装するのはJolicloudと名付けたエレガントなソフトウェアスタックによるもの。利用者はJolicloudをネットブックにダウンロードしてインストールする。PC上に搭載されていたOSやソフトウェアは削除されて、省サイズ化したLinuxとカスタムブラウザがインストールされる。
Jolicloudはまだ実用段階には至っていない。ここパリにて、TariqからローエンドのAsus Eee PC上で動作する短いデモを見せてもらっただけだ。まだ確定していないとのことで、ユーザインタフェースのスクリーンショットすらまだ用意できていない。しかし携帯電話でいくつかピンボケ写真を撮影しておいた。
ユーザインタフェースはiPhoneのようだ。大きなアイコン(確かにネットブックでの方が見やすい)でハードウェアに負担をかけるようなこともない。Jolicloudはタッチスクリーンもサポートしており、アイコンを利用する操作がやりやすい。ブックマークされているサイトは、実はそれぞれPrismのアプリケーションになっている。

Jolicloudは他にも数多くの機能を備えている。たとえばサードパーティーの開発者用のアプリケーションプラットフォームなども予定中。しかしプライベートベータで公開できるようになるまでは、報道も最小限にして欲しいとのこと。Tariqによれば公開時期は迫っているとのことだ。
対抗馬としてGood OSというものもある。こちらもサイズを絞り込んだOSを実現しておりローエンドPCにぴったり。ただしGood OSはデバイス開発者にデュアルブート用として採用してもらうことを狙っている。Jolicloudは直接消費者に代替製品としてアピールするものだ。
ネットブックを種々試してきたが、Jolocloudは使い勝手の面で大きく進化していると言ってよい。ネットブックは従来のノートPCやデスクトップ機とは大いに異なるもので、独自OSも必要だろう。これまでのところWindows XPがネットブック用OSとして採用されることが多い。しかし製造業者にはぜひJolicloudを見せてもらって、ライセンス契約の締結や採用をすぐにでも検討すべきだと思う。
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(翻訳:Maeda, H)
