マイクロソフトのLive LabsがThumbtackというウェブクリッピングサービスをリリースした。このサービスはリンク、メディア、およびテキストなどを、後に利用するためにオンラインでまとめて保管しておくためのものだ。Thumbtackに登録した情報は友人と共有することができ、また新たなクリップや注釈を付け加えるコラボレーション機能もある。
Thumbtackに写真やテキストを追加するには、貼り付けたいものを選択して手作業でペーストする方法と、ブックマークレットを使う方法がある(本サービスはIE7とFirefoxで動作し、OSに依存しない)。クリッピングしたものは「Collections」と呼ばれるフォルダ単位で管理することができ、フォルダはRSSを使って公開したり、ブログに埋め込んだり、友人に公開したり、あるいは安全にプライベートモードで保存しておくことができる。
またThumbtackには種々のガジェットが用意されており、カスタマイズして利用することもできる。現在のところ利用できるガジェットにはクリップした内容にある住所情報を認識して地図上に示す「Address」、特定のアイテムに価格情報を付加する「Properties」、およびThumbtackワークスペースの構成を変更する「Layout」などがある。将来的にはOfficeアプリケーションでデータを取り込めるようなガジェットを追加し、最終的には利用者個々が独自のガジェットを開発するためのサンドボックス環境も提供する予定らしい。
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同様の機能を提供するサイトにはGoogle Notebook、Evernote(TechCrunchでの記事はこちら)、SimplyBox、およびSnipdなど多数がひしめいている。また、それぞれのアイテムをサマンティック分類技術を用いて自動的にカテゴリ分けしてくれるウェブサービスのTwineもある。マイクロソフトのLabs TeamはFAQにて違いを説明している。
Thumbtackと同様の機能を持つアプリケーションは数多くありますが、いずれもリストを作ったり注釈を付けるためのものばかりです。Thumbtackはウェブ中から集めたコンテンツのリポジトリないし交差点として機能することを目指しています。つまり記録、リサーチ、共有や情報提供など、情報を集めた後に生ずるアクションに着目するものなのです。Thumbtackでは入力データを分析して自動的に分類したり、プログラムの学習機能を利用して構造を把握する面で非常に便利です…
Thumbtackは外部開発者に開発環境を公開すれば、競合他社と一層の差別化が行えるだろう。ただし現在のところはまだまだ課題もある。使用してみたところではバグも残されているようだ(作成したあるコレクションは、開くたびに永遠にTechCrunchのロゴファイルをコピーし続けているようだ)。インタフェースについても、他サービスのものと比べて格好良いとは言えないし、使い勝手も優れているわけではない。しかしLive Labsのプロジェクトとして本サービスは開発中のものであり、これまでに見たLive Labsの他プロジェクト(たとえばPhotosynthは非常に素晴らしい)を勘案すれば、Thumbtackも注目しておく価値のあるプロジェクトと思われる。
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(翻訳:Maeda, H)




