バーチャル・ギフトは面白いアイディアだが、結局は物珍しさの域を出ない。誕生日や本当のお祝い事の際に友達にプレゼントできるようなものではない。今日(米国時間12/10)、Give Realという新しいスタートアップが同名のサービスの公開ベータをローンチした。このサービスは友達にホンモノの酒をおごれるサービスを目指している。このサイトでは最高$99までの範囲で、クレジットカードを通じて、アメリカ全国のバー、レストランで飲み物をプレゼントできる。(同時にFacebook appでも同様の機能のアプリを提供している)。サービスのローンチを記念してGive Realでは飲み物5ドル分をTechCrunch読者、先着500人にプレゼントするという。サインインはこちらから。
ただGive Realを通じて飲み物をおごる手続きは大分ややこしい。これは普及の障害になりそうだ。たとえば私が友達の誕生日に20ドル分の飲み物をおごりたいとしよう。私はまずクレジットカード情報をGive Realの支払いシステムに入力する。するとシステムが直ちに私のクレジットカードに20ドルを課金し、同時に友達にプレゼントが贈られたことをメールで通知する。友達がこのプレゼントを受け取るためには、この相手もGive Realのシステムにクレジットカード情報を登録しなければならない。友達がそのクレジットカードをバーかレストランで通常どおり利用すると、Give Realは私がプレゼントした金額の支払いを肩代わりする。(使い方のビデオはここ)。もしプレゼントを贈りたい相手がすでにGive Realのユーザーであれば、手続きは簡単になる。しかし、最初にプレゼントをもらった相手は、果たして自分のクレジットカード情報を気安くGive Realに登録するだろうか? (もっとも人間はタダ酒のためなら相当の労力を払うのをいとわないものではある)。

もう一つ、問題になりそうなのは、プレゼントされた資金はGive Realが承認したレストランやバーでしか利用できないという点だ。Give RealはMintと同じ財務サービスのプロバイダを利用しており、ユーザーのどのクレジットカード利用に対してプレゼントを行うべきか、クレジットカード利用履歴を解析してマッチングを行っている。ある利用履歴がプレゼント対象に該当すると判断されると、GiveRealはその支払いに資金を充当する。ファウンダーのAdam Ludwigはアメリカ中の(外国はまだサポートされていない)ほとんどのバーとレストランを網羅した大規模なデータベースを用意しているとしている。ただし、プレゼントされた資金の支払いにあたって問題があれば、ユーザーは同社の顧客サービス部門に連絡して処理を頼む必要がある。
さて、それではどうしてこんな手間のかかるサービスの提供を始めたのか? Ludwigはこのサイトの目的を、ソーシャルな活動を促すことにあると説明している。「友達にキャッシュをプレゼントするならギフトカードや為替にするだろう。Give Realを使えば、友達が外出してひとときを楽しむ手助けができる」という。それはもっともだが、もう少し簡便な方法がないものか。(Facebookが長らく噂になっているマイクロ支払いシステムをローンチしてくれればうれしいのだが)。
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(翻訳:Namekawa, U)





