Yahoo Answersは今週で三周年を迎え、トップページ、検索、Yahoo Mail、そしてYahoo Shoppingに続いて5番目に人気のあるサービスとなった(下表を参照)。Quantcastによると米国国内で月間2400万のユニークビジターを集めている。ComScoreでの数値は若干高めで、米国内で3300万のユニークビジターを集め、全世界では1億5400万を集めていることになっている。ページビューも大いに稼いでおり、全世界で月間11億を稼ぎ出している。
しかしYahooは売り出そうとする以外、Yahoo Answersになんの梃子入れも行っていない。非常に多くのトラフィックを集め、ほとんどの質問に直ちに回答が寄せられるサービスなのに、成長は今年4月から止まってしまっている。

さらにYahooは、Yahoo Answersをより良いものにすることが確実だったプロジェクトも潰してしまった。Answerpediaという名前のプロジェクトのことだ。これはYahoo Answersからベストアンサー(5%から10%)を抜き出して、編集校正の行える独自Wikiに収録して信頼度の高いトピックページとして公開するもの。回答をWiki上に集めることからAnswerpediaと名付けられた(プロジェクトのコードネーム段階で終わってしまった)。
Wikipediaと比較すると、Answerpediaは歴史上の事実よりも経験的知識に重きを置いたWikiとなる予定だった。「有名レストランの予約を取るのにベストの方法は何ですか?」とか「キッチンの改装プランの立て方について教えてください」などの知識を探す人が訪れる場所となるはずだった。
他の多くの有望プロジェクト同様、YahooはAnswerpediaをアルファ段階から進めようとはしなかった。おそらくは次のCEOが、Answerpedia他の闇に葬られた内部プロジェクトに再度光を当ててくれるだろう(Yahooのホールには放置プロジェクトが多数転がっている)。
Yahoo Answersに寄せられる回答の多くは役立たずなものだ。しかし割合こそ少なくとも、素晴らしい回答も一定数は存在する。ホームリペア、文学、ファイナンス、ペット、料理や育児など、多くの人が詳しい知識を持っているジャンルでは良回答も多く見られる。またこれらのジャンルではスパム情報が溢れ、必要情報を検索するのが難しい傾向もある。これらの分野で信頼できる情報を集めたページを作成すれば、Yahoo内に検索でヒットしやすい魅力的なデスティネーションサイトを構築することもできる。
Yahooがこのプランを実現しないのなら、他社が乗り出してくることになるだろう。既にこの間隙を突き、Q&Aサイトで用いられるコアなアイデアを発展させようとしているところもある。たとえば昨日サービスを開始したMahalo Answersは、仮想通貨を採用したり、ベストアンサーをWikiを使ったトピックページに掲載したりしている。Wiki Answersもベストアンサーを集約するコラボレーションサイトの構築を計っている。
Answerpediaはどうなるのだろうか。まずYahooはURLの取得を行っていない。http://answerpedia.com/を入力すると、あろうことかFacebookにリダイレクトされる(訳注:現在はリダイレクトされず、仮置きサイトが表示されるようです)。ただこれは問題ではないだろう。YahooのプロダクトではいつもYahooのサブドメインを利用している(answerpedia.yahoo.comといった具合)。
ところで、Answerpediaとはいったいなにもので、なぜサービスが開始されなかったのかをYahoo Answersで質問してみたところ、適したカテゴリとして「Yahoo Products」が表示された。なぜサービスが提供されなかったのかについては回答を待っているところだ。
Update: Yahoo Answersの構築にあたった技術者を名乗る人物から回答が寄せられた。
Answerspediaは薄く広くのビーナッツバター方針の一環だったのかも =)
そうかもしれない。ただ薄く引き伸ばすことと傍観することの間にも差異があるはずだと思うのだ。


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(翻訳:Maeda, H)
