運転中の携帯メールはとてつもなく危険だ。薬物やアルコール以上に危険ではないかとする研究結果もある。しかし、これは広く行われており社会的にも、特に若い世代では受け入れられている習慣だ。一部の州がようやくこの行為を禁止し始めたが、最近のBluetoothヘッドホン義務化法案と同じく、強制することは困難だろう。
解決策は立法ではなく電話機そのものから生まれるかもしれない。テクノロジー企業のeLYK Innovationが、GoogleのモバイルプラットホームAndroid用に作ったTextecutionという$10のアプリケーションは、バックグラウンドで動作し、電話機のGPSシステムを利用して電話機が時速10マイル以上で動いているかを監視して、それを超えるとSMS機能を停止させる。電話が(信号などで)静止すると数秒のうちにSMSを送れるようになる。
このアプリケーションは、(これをいちばんやりがちな)10代の子にやらせまいとする親を主な対象としている。親が子どものAndroid携帯にTextecutionをインストールすると、「管理用電話番号」を入力するように促され、子どもが緊急時にアプリを無効にする必要がある時にはこの番号にかける(電車や助手席に乗っているときなど)。例外を許可するときは、親からSMSで「Allow[許可]」というメッセージを送る。
Textectuionの(安全第一という)狙いはすばらしいが、残念ながら重大な欠陥がいくつかある。まず、子どもが簡単に管理者の許可を得ることなくアプリケーションを削除することができる(製作者側は削除を困難にする手段を考案中ではある)。例外のしくみもまた完璧にはほど遠い。しょっちゅう電車や助手席に乗る子どもは、繰り返し親に許可を求め続けることになるので、親はその都度許可を出すよりもアプリケーションを全面解除してしまう可能性が高い。
同じ問題に対処するための方法は他にもいくつかある。Key2SafeDrivingは、電話の機能を停止させる小型リモコンを作ったが、このこれまた高圧的なやり方に対しても、大ていの子どもたちが回避方法を見つけてしまう。長い目で見た解決方法は、小さな画面を見ることなくSMSの便利さを活用するものだろう。例えばYapは、しゃべったことばをSMSテキストのメッセージに変換することによって、ドライバーが運転中に目を離さずにすむサービスだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)

