Archive for 12月 2009
by Erick Schonfeld on 2009年12月29日

この1年間の大部分においてDiggは好調で、ユーザー数を増やし、Facebook Connectを加え、サイトを高速化し、Digg Trendsなどの新機能を投入し、重要な幹部を採用した。

しかしこの勢いも、2009年9月の全世界ユニークビジター数3200万人をピークに、停滞している。comScoreの調査による。11月の全世界ビジター数は、15%減の2700万人で、これはTwitter.comを訪れた人数の約半分だ。Diggは、3月にTwitterに抜かれている(下図参照)。

by Michael Arrington on 2009年12月29日

Appleは1年前からiWork.comをベータ版として公開している。iWork.comというのはオンラインでオフィスアプリケーションを利用するためのワークプレイスだ。但しオンライン独自の機能という面では、閲覧とコメントを付けることしかできず、Google DocsやOffice 10と比べると見劣りがする。しかし求人情報によれば、どうやらAppleはiWorkを本格的なクラウドコラボレーションツールとして育てていくつもりのようだ。

募集記事は12月22日からCrunchBoardに掲載されている。iWork開発チームにてJavaスクリプトを活用したインターネットアプリケーションを開発するために、「コア開発チームに参加する」、「デザインから開発までを担当する」中堅開発者を募集している。

by Erick Schonfeld on 2009年12月29日

Googleが最近リアルタイム検索に力を入れているのは周知のとおり。Twitter、Facebook、MySpaceのストリームが検索結果に加えられるようになり、やみつきになる最新のアップデートがオプションに加わった。しかしこうした目に見える改良の裏で、Googleはウェブの索引づけまったく新しい方式を準備していた。開発コードネーム“Caffeine”がそれだ。Googleはこの新しい検索エンジンを今年の夏からあるデータセンターでテストしていた。現在CaffeineはGoogleの全データセンターですぐにも稼働開始できる状態にあるといわれる。SEO事情に詳しい情報源によると、すでに検索処理速度の向上が確認されているそうだ。しかしGoogleの公式発表では Caffeineの稼動開始は年明け以降になる(皆が休暇シーズンを楽しめるようにという配慮もあるだろう)。

Caffeineが実戦投入されると、何がどう変わるのか?

by Erick Schonfeld on 2009年12月29日

99セントで公開されていた人気のiPhoneゲームTapTap Revenge 3が、公開後3ヶ月弱で無料となった。開発元であるTapulousの狙いにより、数日前から価格が無料となっている。無料ゲームとなってから24時間で300,000ダウンロードを数え、サーバの負荷が高まり、ゲームに備えられているオンライン機能を一時制限せざるをえないほどだった。多くのダウンロードによりTapTap Revenge 3は、iTunesで二番目に人気の無料ゲームの地位を獲得した。

Tap Tap Revenge 3の無料化は、アプリケーション内販売の機能を活かそうとする判断によるものだ。Tap Tap Revenge 3とはGuitar-Hero風のゲームで、演奏用の楽曲がいくつか無料で同梱されている。しかしその楽曲に飽きたらない人は、ゲーム内から別の曲を購入することもできるのだ。有料アプリケーションとして公開中も約100万曲を売り上げたが、無料化すればより多くの楽曲を販売できると踏んでいるわけだ。Tap Tap Revengeシリースは全体で2000万件以上ダウンロードされており、Tapulousによればアクティブユーザの数は月間400万を数えるとのこと。

by ゲスト ライター on 2009年12月28日

snapshot-1261787390.497247

[日本語版編集部注:本稿は頓智・井口CEOによる寄稿。2010年がやってくる!日本にインターネットがもたらされておよそ30年、情報化技術の成長は今リアルタイムウェブという大きな転換期を迎えようとしている。井口氏とも交友のあるEdo Segal氏はリアルタイム検索の向こう側:アンビ エント・ストリームの夜明けでその先のセカイを論じた。しかしその具体的な姿はまだまだぼんやりしている。ウェブの未来はどうなるのか?セカイを変えるべくチャレンジを続ける彼にリアルタイムの向こう側を語ってもらった。]

by Jason Kincaid on 2009年12月28日

ランナーたちは、もう何年も前からNike+を使える。iPodとランニングシューズが連絡を取りあって、ランニングの個人コーチになってくれるという、オシャレなグッズだ。近々、サイクリストたちも、Nike+と同種のツールを手にすることがきる。ただし、遥かに強力だ。名前はPedal Brainで、iPhoneまたはiPod Touchで、ANT+無線プロトコルを使用するさまざまなエクササイズ器具のデータを受信して解析できる。ANT+はサイクリスト(多くのプロを含む)が、走行中の動作を正確に測定して分析するために用いられているが、これまで、それらの装置とiPhoneの接続する手段がなかった。

そこへ登場したのがPedal Brainだ。自己資金のみで立ち上げられたこのスタートアップは、iPhoneやiPod Touchに接続するPedal Brain Synapseという装置を作り、データを受信してiPhoneアプリで解析できるようにした。このアプリを使うと、自分のパフォーマンスをリアルタイムで見ることができる(iPhoneが自然な視野に入るように設置する必要がある)ほか、GPSを用いてチームメンバーの位置を見ることもできる。

by Michael Arrington on 2009年12月28日

Chrome OSを、自分のパソコンで今走らせているのは、本格的に向こう見ずの人たちだけである。しかし、野望に燃えるネットブックOSのスタートアップ、Jolicloudが話題に上るたびに、Chrome OSは衆知のタブーになる。

われわれが最初にこのスタートアップを紹介した 2008年末には、ネットブックといえばOSは殆どがWindows XPかLinuxだった。6月に、Jolicloudの最初の招待状が配られたときは、勝ち組にも思えた。

しかし、ひと月もたたないうちにGoogleがChrome OSを発表した。ネットブック用に仕立てられたGoogleの独自OSだ。

それでもJolicloudは頑張り続けて、$4.2M(420万ドル)のベンチャーラウンドを完了して注目を欲び、今月パリで行われたLe Webイベントでは、ついに公開ベータを開始した。

by Robin Wauters on 2009年12月28日

Twitterをやっている人なら、ひどく簡単に予想できてしまうパスワードは使っていないはずだ。ご存じかもしれないが、Twitterではそのために、「password」((苦笑))や「123456」などの安易すぎるパスワードを使えないようにしている。

実はTwitterは、それらの禁止パスワードを、サインアップ・ページに直接ハードコードしている。好ましくないパスワードの全リストが欲しければ、そのページのソースを見ればよい。

“twttr.BANNED_PASSWORDS”を検索すれば、たちまち全370件のリストが出来あがる。

by Erick Schonfeld on 2009年12月28日

ジェームズ・キャメロンが映画ビジュアルに新風を送り込んだアバターが、ハリウッド史上に残るSF大ヒット作となりそうな勢いだ。初日の興行収入は$27M(2700万ドル)に過ぎなかった(「ニュームーン/トワイライト・サーガ」は$72M、「トランスフォーマー」は$68だった)。しかしTechCrunchのMichael Arringtonは「アバター」を評して「映画界のiPhoneだ」と述べている(既に4回はこの映画を観ているはずだ。Yammerでも褒めまくっている)。そしてこの映画を評価するのは彼だけではない。既に全世界でチケット販売額$400M(4億ドル)を稼ぎ出している。

Twitterで本作について発言している人の評価を信じるなら、Twitter Sentiment(Twitterでの発言を元に評価分析を行うサイト)の統計によれば75%程度の人が肯定的な評価をしている。TweetFeelなどの評価測定サイトでも同様の結果が出ている。

by ゲスト ライター on 2009年12月28日

この寄稿の筆者はiPhoneアプリ批評サイトのAppVeeの主席批評家、Erik Fikkert。AppVeeの前回前々回の記事も参照。

iPhone、iPod Touchは世界中で知らない人間がいないブランドになった。Appleは最近「iPhoneはアメリカでもっとも人気のある携帯電話だ」と発表した。またiPod Touchは単に音楽を再生するだけでなくマルチメディア・プレイヤーとしていちばん人気のあるデバイスだと考えられている。この成功の最大の要因は、おそらく、すでに10万種類を超えてなおも拡大を続けるApp Storeのアプリの存在だろう。算数は好きでないかもしれないが、ちょっと計算してみると、このアプリを全部テストするためには1時間に11種類のアプリを一日中ダウンロードし続けて丸1年かかる計算になる。もちろんほとんどのアプリはつまらないものだ。しかしガラクタの中にいくつか宝石が混じっているのもたしかだ。そこでAppVeeが推薦する2009年のベスト・アプリをまとめてみた。

2009年にはiPhoneとiPod touchにいくつか過去最高のアプリが登場している。iPhoneのゲームはSony PSPやNintendoDSに匹敵するほどの存在に急成長した。モバイル市場が拡大し、ハードウェアも強化されるにつれて、さらにすばらしい未来が開けてくることは間違いない。2008年が実験の年で、2009年がイノベーションの年だったするなら、2010年はデベロッパーがこのイノベーションをAR(拡張現実)やクラウド・コンピューティング、あるいは今までにない全く新しい存在へと拡張していく年になるだろう。

以下は、AppVeeの選んだ総合トップ10、ゲームのトップ15、イノベーションのトップ5のリストだ。〔注:リンク先の解説ページには実際にアプリを操作しているビデオがエンベッドされているので分かりやすい〕

総合トップ10

Facebook 3.0
友達と交流し、メモや写真をアップし、イベントに加わるなど世界最大のSNSにデスクトップからサイトにアクセスするのとほとんど同様の機能が利用できる。このアプリは数多くのアップデートを重ねてますます使い勝手を向上させている。
リンク: AppVee: Facebook 3.0 レビュー

by Robin Wauters on 2009年12月28日

iPhone同士でコミュニケートする方法はたくさんある。SMSを利用する方法もあるし、もちろん電話をかけて通信することができる。

それにSkype、eBuddy、NimbuzzといったようなiPhoneアプリケーションを使って、インターネットを経由してキャリアの追加費用無しに会話したりIMを行うためのツールもある。

そしてこれらに追加すべき新しいアプリケーションが登場した。Bliprという名前で、iTunesではこちらから入手できる。

by Leena Rao on 2009年12月26日

GROU.PSはソーシャルネットワークをユーザが自分で作れるというサービスで、モデレータ(moderator, 司会役管理者)のいるオンラインのコラボレーションのために主に使われている。このところユーザは着々と増えて、新しい便利な機能も次々加わっている。このソーシャルネットワークプラットホーム(ソーシャルネットワークを作るためのサービス)の今のユーザ数は200万、最近の半年で100万増えている。

最近導入されたElastic Modulesという機能で、ユーザはデータの表示方法を変更できるようになった。これまでのルック&フィールのカスタマイズというと、せいぜいテンプレートのレベルで、サイトのスキンを変えられるだけだった。これからは、ユーザは自分が作ったネットワークのバックエンド(機能部分)を多様に変えられる。

by Robin Wauters on 2009年12月26日

MacRumorsが面白いことを嗅ぎつけた。Appleが2007年にislate.comというドメイン名を取得した証拠を発見したというのだ。どうやらAppleはブランド名保護サービスのMark Monitorをダミーとして密かにこのドメイン名を取得したらしい。ところが真の所有者を隠そうという努力にも関わらず、手続きのどこかで短期間だがAppleの名前が出てしまったという。

この情報が正しいなら―雲をつかむような噂話にもう一つ噂の種を加えるだけだが―Appleが近く発表することは確実と言われているタブレット・コンピュータのブランド名がiSlateになるのかもしれない。

by Michael Arrington on 2009年12月25日

半年前にShopkickというスタートアップについて書いたとき(当時の名前はMOBshopだったが)、最終製品がどんなものになるのか、詳しいことはほとんど聞けなかったが、シリコンバレーの一流投資家たち…Kleiner Perkins Caufield & ByersReid Hoffman…が投資していることが印象に残った。

CEOのCyriac Roedingは、2010年に立ち上げるShopkickについてこう言うだろう: モバイルフォーン(携帯電話)と物理的なショッピング世界とのあいだにあるギャップに橋渡しをする、と。

そのShopkick社が今日(米国時間12/23)、CauseWorldというものを立ち上げる。それは、“お店へ行くだけで一日一善ができる初のモバイルアプリケーション”だ。

by Takeshi Hirano on 2009年12月25日

IMGP4328

Startup Weekend Tokyoの記念すべき第1回目(正確にはプレイベントだが)で最優秀賞は、iPhoneをソーシャルなヨガ・トレーナーに変えるというアイデアを提案したWubbleチームに贈られた。

彼らが用意したヨガ・アプリ「Wubble」は、レッスンやスケジューラ、水平検知機能を使った実際のトレーニングサポート(デモでは一定時間ヨガのポーズを維持すると音で知らせていた)などのアイデアが盛り込まれていた。

by Takeshi Hirano on 2009年12月25日

IMGP4189

Startup Weekend Tokyoが12月19日、20日の2日間に渡って開催された。3日間で実際のスタートアップをつくりだすというこのイベントは驚きの連続だった。プロが出会い、アイデアを語り、事業を作る。たった数日でスタートアップが生まれる現場をまるで早回しで眺めるこの企画。本稿では今回が”プレ”であったことも考慮して主にその過程をレポートしたい。

by MG Siegler on 2009年12月25日

11月に本誌が主催したRealtime CrunchUpで、Bazaar LabsがFlixupというiPhoneアプリを披露した。Twitterをスキャンして、映画の総合スコアを計算するアプリだ。今晩、クリスマスの映画鑑賞に間に合うようにと、同サービスのウェブサイトを公開する。

サイトの内容はiPhoneアプリと同じ。メインページには、Twitterで語られた回数に基づく「トップ映画作品」の一覧が表示されている。現在のところアバターがダントツの1位。FlixupのBuzzメーターが、映画の評判がポジティブ(グリーン)か中立(黄色)かネガティブ(赤)かを表す。アバターは、最も語られているだけでなく、はっきりとグリーン、というのがすばらしい(先週のTechCrunchによる上映会に来られなかった人は是非ご覧あれ)。

by Erick Schonfeld on 2009年12月25日

今年の夏にAppleが、サードパーティー製Google VoiceアプリをApp Storeから一掃した時の一つがVoiceCentralだった。Appleはその後Google Voiceの公式アプリも拒否し、FCCの調査にまで発展したが、結局Google VoiceがApp Storeに並ぶことはなく、他のアプリも帰ってこなかった。

しかし、それでVoiceCentralを支える開発者たちが諦めたわけではなかった。そのアプリを、ブラウザー経由でiPhoneに再投入しようとしている。彼らはこれをBlack Swanエディションと呼んでいる。プライベートベータの待ち行列にはここで登録できる。このアプリは完全なブラウザーベースだが、ルック&フィールは通常アプリ版と同じで、ダイアラー、テキスト変換されたボイスメッセージ、SMSメッセージ等が揃っている。

by Robin Wauters on 2009年12月25日

ブラウザの提供を行っているOpera Softwareが、最新の‘State of the Mobile Web’(モバイルウェブの現状)というレポートを公開した。同社が携帯電話向けに提供しているOpera Miniというブラウザの利用状況データに基づくものだ。レポートは毎月発表されているが、結論は毎度同じだ。「世界におけるモバイルウェブの利用状況は成長続けている」。

ノルウェイに拠点を置くOpera Software曰く、Opera Miniの利用者は4170万人となり、先月比で5.3%増、また2008年11月比で154%以上の増加となっているとのことだ。さらに2009年11月のページビュー数は先月比で9.5%増加し、データ消費量は8.3%増となっているとのこと。

by Erick Schonfeld on 2009年12月25日

ここしばらくIPO〔株式新規公開〕には旱魃が続いていたが、ベンチャー・キャピタリストやIT系起業家は2010年にはシリコンバレーに恵みの雨が降るのではないかと期待している。今年も OpenTableRackspaceA123SystemsなどいくつかIPOがあった。しかし本当に期待されているのはNetscapeの再来だ。つまり派手な成功で再びIPOブームを巻き起こすような上場だ。

以下に掲げるのは、IT系企業についてわれわれの考える2010年のIPO候補トップ10のリストだ(Twitterは含めていない)。私はリストの作成にあたってトップクラスのベンチャーキャピタリストやエンジェル投資家に非公式にアンケートをとってみた。以下の各社がシリコンバレーその他のIT業界でいちばん注目されているらしい。あとは景気が回復して一般投資家が(特に来年下半期以降)IPOを受け入れる条件が整うことを期待したいところだ。株式市場は全般的に回復基調にある。S&P 500は今年24%上がった。強気市場が続けば、IPOにとっては追い風となる。もちろんIPOがダメでも買収という出口はいつでも存在している。

1. Facebook. 資金調達総額: $716 M(7億1600万ドル)

「Netscapeの再来」候補中の大本命がFacebookだ。Facebookはいつでも好きなときにIPOができる段階にある。現在アメリカでも世界でも第4位のサイトだ。前回の普通株の売却の際には、会社の評価額は$11B(110億ドル)だった。この額が適正かどうか意見は分かれている。こうした大規模なIPOの場合、カギとなるのはFacebookが現在集めている巨大なトラフィックを首尾よく広告収益に転換できるかどうかだ。現在のところ年初に立てた$550(5億5千万ドル)という売上目標を達成できそうだといわれている。FacebookのIPOが成功すれば、その「後光効果」によって他のIT系企業のIPOにも間違いなく好影響をもたらすだろう。もし2010年に実施されなくても、FacebookのIPOが迫っていることは投資家の欲望をそそり、ひいては他社のIPOの後押しをすることになる。