
12月にFacebookの提供約款に違反しているとして同社から提訴されたソーシャルネットワークのアグリゲーションサービスを提供するPower.comは、事態の収拾に向けて動き出しているようだ。事実はTechCrunchでも確認済み。最終合意事項は現在調整中だが、双方で細かい点を確認している段階だ。
Power.comは複数のソーシャルネットワークへのサインインならびに管理機能を提供するが、FacebookのAPIないしFacebook Connectを使っていなかった。今回の合意ではPower.comはFacebookへのアクセスにFacebook Connectを使うようにするという内容も含まれる。現在Power.comはFacebookから独自にデータを取り出してキャッシュしているが、このような利用法はFacebook Connectでは認められていない。
Facebookは利用者データに対する外部からのアクセス方法について、非常に細かく規定している。同社はGoogleのFriend Connectとも今回同様の問題を抱えていたが、そのときは法律に訴えることなく単純にFriend Connect経由でAPIを利用できないようにした。
Facebookの膨大な利用者データ(現在では世界中に1億5000万のアクティブ利用者がいる)にアクセスするウェブサイトないしサービスは、Facebookの定めたルールに則る必要があるということだ。しかしパートナーたちが不便を感じるルールもある。Facebookはデータのキャッシュを一切認めておらず、このせいで独自プロフィールを作成したり、利用速度の改善を図ることができないでいる。他の(悪意を持った)サイトにデータをキャッシュさせないことにはプライバシーの観点からもっともな理由があるだろう。しかしこれがためにイノベーションが阻害されている面もある。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)




