AMDとOTOY、「世界最速コンピュータ」によるサーバーサイドレンダリングの共同作業中
by Mark Hendrickson on 2009年1月9日

Las Vegasで開催中のCESにおけるIndustry Insider Seriesのキーノート講演にて、AMD CEOのDirk MeyerとOTOY CEOのJules Urbachが発表したところによると、「petaFLOPSの壁を破り、1000以上のグラフィックプロセッサを使って100万ものスレッドを実行する」、「史上最速のスーパーコンピュータ」をAMDが製作中とのこと。

このスーパーコンピュータはFusion Render Cloudと呼ばれ、OTOYのグラフィックレンダリングシステムを動かす。OTOYのソフトウェアについては昨年7月に記事にしているが、ハイエンドの3Dグラフィックをウェブ経由でシンクライアント機器に配信する前に、サーバ上でレンダリング処理を行うクラウドサービスを実現するものだ。

利用者各自がグラフィックカードを装備するのではなく、多数ユーザの要求に応じてサーバ側で処理を行うためには大規模処理能力が必要となる。OTOYのUrbachは今回発表したスーパーコンピュータによって、それが実現できると踏んでいる。現在のところ10%の完成率で、2009年中盤にはベータテスト段階に進む予定とのこと。但しOTOYのシステムを広範囲で利用するためには多くのスーパーコンピュータが必要となる(製作中のコンピュータは、実際に必要とされる分の1%にも遥かに満たない)。AMDの製作中のコンピュータに最新技術を投入し続け、性能向上を図ることにしている。この1台で100万ユーザに対応できるようにする考えだ。

AMDによれば世界中の処理速度トップ10のコンピュータのうち、7台で既にAMDが採用されているとのこと。この7台には最速機および2番目の速度のものも含まれる。カリフォルニアのバーバンクにて現在製作中のスーパーコンピュータが登場すれば、最速ベスト3のコンピュータすべてにAMDが搭載されることとなるとのことだ。

但し、ほとんどの利用者がブロードバンドでネットに接続しているとは言っても、AMDのハードウェアによって、OTOYのサーバサイドレンダリングのスケーリングが効率的に行えるのかどうかは不明だ。またOTOYの技術を利用しているLiveplaceのバーチャルワールドについても続報の到着を待ちわびている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090616videos-otoy-in-action-you-have-to-see-this/ OTOYのデモビデオ2本: まだ信じられない人はぜひ見てね

    [...] 本誌が約1年前にOTOYを記事にしたときは、この小さな会社はサーバサイドの3Dレンダリングという技術を世の中に提供しようとしていた。それは、最新のビデオゲームをありふれたクライアントPCの上でプレイできるという技術だ。まったく、壮大な目標と言ってもいい。その後3月にはGDCでOnLiveが披露され、それによって、OTOYみたいな「クラウドベースのゲーム」(良いのもあればダメなのもあるが)というコンセプトに業界がやっと本気で注目するようになった。しかしOTOYは、自分たちの方式のほうが軽量でエレガントでしかも拡張性があると信じていた。そしてそれを証明するために二つの重要な提携関係を結んだ。その相手はEA(Electronic Arts)とAMDだ。 [...]

  • http://www.kgrand.jp/index.php/2009/06/17/otoy%e3%81%ae%e3%83%87%e3%83%a2%e3%83%93%e3%83%87%e3%82%aa%ef%bc%92%e6%9c%ac-%e3%81%be%e3%81%a0%e4%bf%a1%e3%81%98%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e4%ba%ba OTOYのデモビデオ2本: まだ信じられない人はぜひ見てね | KGRAND ONLINE NEWS

    [...] 本誌が約1年前にOTOYを記事にしたときは、この小さな会社はサーバサイドの3Dレンダリングという技術を世の中に提供しようとしていた。それは、最新のビデオゲームをありふれたクライアントPCの上でプレイできるという技術だ。まったく、壮大な目標と言ってもいい。その後3月にはGDCでOnLiveが披露され、それによって、OTOYみたいな「クラウドベースのゲーム」(良いのもあればダメなのもあるが)というコンセプトに業界がやっと本気で注目するようになった。しかしOTOYは、自分たちの方式のほうが軽量でエレガントでしかも拡張性があると信じていた。そしてそれを証明するために二つの重要な提携関係を結んだ。その相手はEA(Electronic Arts)とAMDだ。 [...]