消えたブリトー事件
by Jason Kincaid 2009 年 1 月 13 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

今朝(米国時間1/12)iPhone App Storeにブリトーが好きな人の桃源郷と呼べるものがご降臨遊ばした: iPhoneからChipotleにオーダーできるんですよ。この新しいアプリケーションを使うと、どの豆を、肉を、トッピングを乗せる乗せないなど好みを細かく指定して、近くのChipotle(チポレ)レストランに送れる。この話はすでに数ダースものブログが取り上げたし、今Diggの表紙ページを飾っている。

ただし、このアプリケーションはまだよく焼けていないようだ(大量のチーズ乗せを頼んだ人には“しっかり包まれていない“と言ったほうが分かりやすいかな)。数時間後にはApp Storeから消えてしまった。ちょっとしたバグなのか、もっと深刻なモンダイなのか、このアプリケーションを作ったSequenceに聞いてみた。

そして分かりました。発表後わずか数時間でアプリケーションを引き上げることにしたのは、注文が殺到しすぎてサーバが過負荷になったからだ。注文が頻繁にタイムアウトになるので、誰もがもっと安心して楽しく注文できるようになるまではこれ以上のアプリケーションの提供を停止しようということになった。今の予定では2週間後にApp Storeに復帰する。ちょっとした改良もする(アプリケーションが取り下げられるまでにユーザが投稿した批評は使い勝手の悪さに関するものが多かった)。

短い期間とはいえ、ChipotleのアプリケーションがApp Storeに登場したことからはいくつかの疑問が生まれる。何よりもまず、なぜほかのレストランのアプリがまだないのか?  App Storeからアプリケーションをダウンロードする人は最近ますます多いから、Domino’sやPizza Hutなどの大手レストランチェーンのアプリケーションがないことが不思議だ。

SequenceのTac Leungの話では、全国どこでも使えるアプリケーションを開発するのは、言うは易く行うは難し。設計と実装に何か月もかかった。ユーザからいちばん近い店を見つけなければならないし、また地域による値段の違いにも対応しなければならない。たいへんである。それに店側には、どの店にも、新たにモバイル対応のオンライン端末を置かなければならない(改造後のシステムの上では10月から動き出したブラウザからの注文システムもパワーアップされている)。

Sequenceのチームはさらに、クレジットカードの情報を安全かつ便利に扱うトランザクションシステムも開発しなければならなかった。Leungによると、iPhoneのふつうのアプリケーションではそれは難題だそうだ。そこでセキュリティ対策としては、このChipotleのアプリケーションはクレジットカードの情報をこのアプリケーション本体のサーバ上ではなく、ユーザがIDとパスワードを入力した後、ブラウザから注文を受け付けるWebアプリケーションのサーバに保存する。

Chipotleのアプリケーションをすでに持っている幸運な人は、新しいアプリケーションが出るまでそれをそのまま使える。それ以外の人は、以前と同じやり方でブリトーを注文するしかないね。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)

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