3年と少し前にRay Ozzieがその後有名になったメモを発表、Microsoftが軸足をソフトウェアからサービスに移すことが宣言された。われわれが昨年10月に目撃したWindows Azureの発表はその成果のひとつである。
SaaSへの注力は、Microsoftのメインストリームの製品、Exchangeにも及んでいる。今朝(米国時間1/13)、Steve Gillmorと私はMicrosoftの開発担当副社長で、Exchangeの責任者であるRajesh Jhaから新バージョン、Exchange 14について話を聞くことができた。
Jhaは出荷の日程について具体的な話をするのは避けたが、MicrosoftではExchange 14の開発にすでに18ヶ月かけていることを明言した。現在、Exchange14には、大学を中心に350万のテストユーザーがいるという。JhaはExchange 2007の場合、開発の同一段階でテストユーザーが5000しかいなかったことを指摘した。
JhaはまたMicrosoftが開発の当初からSaaSにコミットしていることを強調した。
Exchange 2007は、まず第一サーバで、われわれはその上にサービス機能を追加しました。サービス機能を実装するときにはすでにサーバのデザインは確定していたので、サービス機能についてのユーザー・フィードバックを十分に生かすことができませんでした。
現在、Exchange 2007上のSaaSのユーザー・アカウントは50万前後しかいないのに、Exchange 14のテストユーザーが〔350万と〕膨大です。つまりExchange14はまだリリースされていないにもかかわらず現在、Microsoftが提供する最大のマルチ・テネットのExchange製品ということになる。Exchange14では開発の当初からサーバ機能とその上で動作するサービスを同時に考慮してます。その結果、ストレス・テストでの性能も格段に強化されています。
SaaSテクノロジーの重視は、Notesに不満を持つ一部ユーザーも引きつけている。Jhaによると、Notes ServersあるいはNotes Onlineから510万のアカウントがExchangeに乗り換えたという。
この350万のテスターから得られた成果をさらに詳しく説明してくれた。
ITの管理という側面からすると、大学というのは驚くほど大企業に環境が似ています。ユーザーはソフトウェアの使い方で苦労し、管理者は問題の発見と規則の遵守のためにメールを調査しなければならないので、研究の効率化とプライバシーの間のバランスを取るのに苦労しています。Exchange14のアーキテクチャーは、これらの点がスムーズに運用できるよう考慮されています。
今回の開発で大いに勉強したのはスケールの問題です。テストユーザーが350万と、前回の5000とは比較にならないくらいの数です。Exchange 14はわれわれにとって最初の、一からSaaSを前提にしたバージョンです。これだけの数のテスターを得たことによって、インストールの最適化や、I/O サーバーの物理的サイズのような基本的問題から、ヘルプセンターへの問い合わせを最小化するためにUIを改良し、ウェブから必要な情報がえられるようにしなければならないなど、実にさまざまことを学ぶことができました。
こうしたことから考えると、Exchangeの次のバージョンは十分にテストされた製品になりそうだ。
(バグだらけの過去のバージョンでずっと積み重ねられてきた不満はどうなるのか注目)。
この記事の筆者はJeff Widmanです。
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(翻訳:Namekawa, U)




