【日本語版編集部注:本稿はJeff Wildman氏の寄稿です】
企業RSSは、単なる強化版Google Readerよりはるか上を行くはずだった。
プッシュ技術を用いて、メールの洪水に曝されることなく、個人の最新情報を遅滞なくグループで共有できるようにする。私は毎日SM2を使ってCrunchBaseに関するニュースを追っている。現在は日刊メールを受け取っているが、パスワードのかかったRSSフィードを購読できれば嬉しい。
月曜日(1/12)にMarshall Kirkpatrickが、企業RSSは死んだと書き、Newsgatorが継続的に資金を導入していることを、この市場が終っている証拠として挙げた。これに対してBrad Feldが、なぜ企業RSSは健在かについて彼の考えを書いた。
昨日(米国時間1/15) 私は、NewsgatorのCEO JB Holstonと話し、彼の考えを聞いてみた。
御社はRSSリーダーで知られています。問題解決のために知ってもらいたいことは何ですか?
まず、当社のブランドからFeedDemon、NetNewsWire、iPhone RSSリーダーなどの消費者向けRSSリーダーを思い浮かべると思いますが、消費者をターゲットにした製品を作ってGoogleに引き渡そうと考えたことは一度もありません。開始当初から企業をターゲットにしてきました。
協業の問題を解決する会社として知ってほしいと思っています。当社にはソーシャルウィジェットがあり、例えばReutersのウィジェットは私たちの技術を使っています。ほかに、Microsoft SharePointを実質的に企業向けFacebookに変えてしまうソーシャルサイトアプリケーションもあります。
[下の画面イメージ]当社のRSSサービスには二つの側面があります。およそ150社のベンダーが使っているSaaS配信と、ファイアウォールの内側にある企業内設置型サーバーで、このクライアントが125社ほどあります。
資金を集め続けているのは何故ですか。
Newsgatorが最初に資金を調達したのは4年半前で、実際には異なるグループによる3回の調達ラウンドがありました。厳密には6ラウンドですが、リード出資者が異なるのは3回だけです。これまでに$39M(3900万ドル)を集めました。
これは、当社がiPhoneだけのデベロッパー(私たちのiPhoneアプリケーションはTIME誌のトップ10に入りました)だとすれば大きな額に思えるしょうが、先ほどもお話したように当社は企業に強く焦点を絞っています。$39M(3900万ドル)の資金調達はこの分野では一般的です。
企業RSSは終った、と言われることに対してはどう答えますか。
気にしていません。企業RSSと呼ばれる必要もありません、あれは単なるバックエンドのプロトコルですから。私たちにとって企業RSSは、CMSのための配信であろうが、ポータルの拡張やソーシャルコンピューティングであろうが外部情報源に代わるものであろうが、単なる実現のための技術にすぎません。
当社の顧客が「企業RSSをください」と言ってくることはありません。「ポータルを改善したい」とか「協業の促進を手伝ってほしい」など、具体的な問題を持ってきて、それから私たちがRSSを使うのです。どうやって実現するかを顧客は気にしません。
私たちから見ると、ブロゴスフィアでの会話はRSSよりも先に行っています。「企業向けベンチャーが資金を必要としているから、企業RSS市場は死んだ」と言う人たちがいることに少々驚いています。
RSSはとてもすばらしいテクノロジーです。誰も言わないかもしれませんが、それはテクノロジーではなくソリューションを強調するほどに市場が成熟したからにほかなりません。
たしかにこれは興味ある議論だが、市場が企業RSSのパワーを理解するところまで来たとは私には思えない。
たぶんわれわれが、受信箱の中からニュースを探し出すことを心配する悪い癖に縛られているだけなのだろう。たしかにわれわれが意識することなくオンライン協業を使うようになったのはつい最近のことだ。RSSがどこまで深く企業に浸透するかどうかは、時間がたってみないとわからない。
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(翻訳:Nob Takahashi)




