エアライングループのAir France-KLMはSociété Air Franceおよびthe Royal Dutch Airlinesの買収で誕生し、営業収益で見ると今や世界最大の航空会社となっている。のAir France-KLMがBluenityというソーシャルネットワークを立ち上げ、7500万以上の利用者に開放する(会ったことのない人と待ち合わせるのにも使える)。
航空会社がソーシャルネットワークに参入するのは面白い。そこでサイトをチェックして、旅行者向けプラットフォームの収益化を模索するインターネット系のスタートアップとの違いを見てみることにした。その目的からすると残念なことだが、Bluenityはマーケティングのお勉強といったレベルのもののようだ。
機能面については、Bluenityが新たに付け加えたものは何もない。ただし基本機能については備わっている。レジャー/ビジネス双方のプロフィール編集機能があり、よく使う空港、好きな訪問地、年間利用回数、過去における訪問国などの情報を共有することができる。他利用者との交流機能もあり、Facebookのプロフィールに繋がっており、相互で旅のヒントをやり取りすることもできる。ここ数年、数多く登場している他の旅行コミュニティにある豊富なコンテンツを利用して、ヒントやレビューを統合したりすれば、より面白いものになったのかと思う(たとえばTripAdvisorなど)。またプロフィールも好きなところから選ぶ(例:LinkedIn)ようにすれば良かったと思う。
尚、サイトのモデレーションがうまくいくかも疑問だ。Traveler Charter(利用規約)には「衝突ではなくユーモアを、ネガティブな批判ではなくポジティブなアドバイスをお願いいたします。友好的な場とするためには楽観主義と熱意が必要です」とある。正直は良いことだ。批判的な気分のときも積極的に行こうということだろうか。
(Stowe Boydはプロフィールにピクセル処理した画像を登録しようとして断られたそうだ)
個人的にはBluenityよりもDopplrの方が好きだ(競合サービスにはTripIt、TravelMuse、TripSay等々がある)。Dopplrなら旅程で悩んでいるときに航空会社の制約など受けないからだ。BluenityはAir France-KLMグループの航空会社でしか使えない。またDopplrは外部の関連情報やマルチメディアコンテンツ(Flickrの写真等)を使うことができ、ネットワークの制約もない。またDopplrなどを使えばこれまで築いたネットワーク上での関係を使うことができ、Bluenityのように孤立した感じを受けることもない。
またBluenityでは、旅行ヒントやホテル、レストラン、アトラクションなどへのコメントを、提供している各言語で記載する。閲覧時に利用する言語を指定していてもフランス語、オランダ語、および英語が表示される。これはちょっとうるさすぎる。
大事なことを言い忘れていたが、航空会社初のソーシャルネットワークであると仰々しく謳うのも気に入らない。それは真実ではないのだ(British AirwaysはMetrotwin、LufthansaはGenerationFlyとGenFlyLoungeの双方を運用している)。
結論:航空会社が顧客にソーシャルの観点からのサービスを提供するのは良いことだと思う。但し一般的に顧客というものは特定の航空会社や、ひとつのソーシャルネットワークのみにロイヤリティを感じるわけではないことを意識しておく必要がある。航空会社はオープンなプラットフォームを構築し、何年間も旅行者のグループの維持管理を経験してきたソーシャルネットワークとタイアップして、既存コミュニティとの連動を計るべきだろう。そうでなければせっかく作ったプラットフォームも使ってもらえないということになってしまう。飛行機で隣り合わせた人と友だちになったりするだろうか。答えは否だ。飛行機が到着するやいなや離れようとするものだ。
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(翻訳:Maeda, H)




