Rearden Commerceにとっての2008年は大躍進の年だった
by Michael Arrington on 2009年1月24日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

シリコンバレーのスタートアップで気に入っているところのひとつにRearden Commerceがある。同社は2000年に盛り上がった最初のインターネットブーム以前から存在し、$200M(2億ドル)以上を資本に加え、しかもそのほとんどを最近調達しているが、ほとんどの人は聞いたことすらないだろう。

ほとんどの人が聞いたことのない理由は、彼らのサービスが一般向けで表に立つものではないからだ。同社の提供するのは旅行時に人々が必要とする事柄を自動的に支援するサービスだ。2007年には、これを「大人のためのマッシュアップ」として紹介している。

現在までの同社の戦略は、大企業を対象にしてその従業員のための専用ウェブサイトを作ってサービスを提供するというものだった。このサービスは個人の秘書とそっくりな役割を果たす。ユーザーは自分の好み―レストランのタイプ、飛行機では窓側か通路側か、レンタカー会社はどこがすきか―をプロフィールに登録しておくとReardenはそれに応じて細かく旅行の手配をしてくれる。

宿泊予定のホテルからしかるべき距離にあるレストランの一覧が(Zagat Surveyレストランガイドの評価に基づいて)Google Mapのマッシュアップの上に表示される。ユーザーがどれかを選ぶとシステムがOpenTableサービスを利用して予約を取ってくれる。Rearden はさらにカレンダーと携帯電話を同期して、フライトの遅延などなにか問題が起きた場合は(適切な場所に)メッセージを送ってくれる。ユーザー側からも携帯用クライアントを利用して旅行日程の変更を行うことができる。ReardenのユーザーインタフェースはOrbitzその他の旅行サービスなどと比較にならないほど優秀だ。(スクリーンショットをクリックすると大きな画像が表示される)。しかもレストランの予約に止まらず、ユーザーが望めばLAレイカーズのその晩の試合のチケットも探し出してくれるのだ。

Reardenは飛行機、ホテル、レンタカーその他の利用で得られるマイレージの管理もしてくれる。ユーザーは貯まったマイレージを利用して旅行その他サービスを予約することができる。フライトのキャンセルも問題ない。Reardenはシステム内でクレジット履歴を管理しており、次回旅行する際にそれを使うよう勧めてくれる。

同社は数年前には企業利用者数がたったの92だったが、昨年5月には(サービスのモバイル版を導入した時期でもある)1,700の顧客を獲得している。現在では企業顧客数は4,000に達し、総利用者数は200万にも達している。

いつか個人向けのサービスも提供すると思うのだが、提供を開始すれば1年以内にブレイクすることになるだろう。喜んで料金を支払いたくなるサービスのひとつだ。

尚Rearden Commerceは2008年に2件の買収を行っている。リムジンおよびその他の陸上輸送サービスを手がけるGlobal Ground Automationと、利用者への経費報告を簡単に行うサービスを提供するExpenseWireだ。また2人のキーとなるエグゼクティブを採用した。ひとりはAmmiel Kamon(ワールドワイドマーケティング部門のトップ)で、EmptorisおよびNetscapeでの職務経験を持つ。もうひとりはDan Pritchett(チーフプラットフォームアーキテクト)で前職はeBayのテクノロジーフェロー。CEOのPatrick GradyはBusiness Travel Newsでデルタ航空のCEO、アメリカンエアラインのCEO、それにCiscoのJohn Chambersとともに、最も影響力のあるエグゼクティブ25名に選出されている。

出資者にはJPMorgan Chase & Co.、American Expressも含まれていて、こちらは双方ともカスタマー向けソリューションを提供している。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

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