〔この記事の執筆は、Reena Rao〕

スイスのダボスで開催されている世界経済フォーラムも、今年はついにソーシャル・メディアの分野に足を踏み入れた。主催者はWELCOMと名付けられたFacebook風のSNSのベータ版を公開した。メンバーはフォーラムに招待された著名人で、Mark Zuckerbergやウラジミール・プーチン首相、コフィ・アナン元国連事務総長なども含まれる。
このサイトはAdobe Systems、BT Innovate、Microsoftの協力でデザインされたものだが、世界の指導者たちがお互いにアイディアを交換し、討論するのに便利なよく出来たシステムとなっている―もし世界の指導者たちが、わざわざこのサイトを訪問してプロフィール・ページに書き込んでくれればの話だが。(あまり期待できそうにない)。
このフォーラム専用SNSは、いささか「車輪を再発明する」趣きがある。スタイルとしてLinkedInとFacebook風だが、そのどちらともリンクしていないのだ。他のカンファレンスの場合、たとえば現在すでにすでに中止されてしまったが、PCForumなどでは、LinkedInのような既存のネットワークを利用して、その中に参加者専用のスペシャル・グループを作って討議の場を提供していた。一から新たにネットワークを作るより、メンバーの大半がどのみちすでに参加していてプロフィール・ページを持っているネットワークを利用した方がムダがない。
WELCOMは、世界の指導者がサインインして、文書を共有し、ビデオ・テクノロジーを利用したバーチャル会議を開催し、ライブで討論を行うこと機会を提供している。メンバーはまたプライベート会議室を設定し、必要があればゲストに専門家を招待することもできる。WELCOMには公開ページも用意され、討議の結果やニュースを発表することができる。
世界経済フォーラムの事務局ではメンバーにこのサイトをFacebookのように個人的な目的のためにも利用するよう呼びかけているが、世界のリーダーたちがここでお互いに「poke」しあったり、家庭の悩みその他の困った問題を打ち明けたりするとは思えない。
とはいえ、このアプリが世界経済フォーラムに登場したのは驚きではない。このフォーラムは今年ソーシャル・ウェブの面でいろいろと意欲的な試みをしていた。フォーラムはMySpaceとFacebookに専用ページを開設し、Twitterフィードも用意していた。またFlickrへの写真のアップロードに加えて、ビデオではYouTubeに一般的なフォーラム・チャンネルとダボス・ディベート・チャンネルの2チャンネルを用意していた。
下にWelcomのスクリーンショットを掲載した。たぶん皆さんがこのサイトの内容について知れるのはこれが限界だろう。お楽しみください。




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(翻訳:Namekawa, U)




