
Facebookが1億5000万の会員から集めた個人情報を使って、世界最大級のマーケットリサーチデータベースを構築しようとしている。
上の引用文は数多の技術系情報サイトやブログで多数掲載された。元記事はこちらのTelegraph。本記事はFacebookのグローバルマーケットディレクターで、Mark Zuckerbergの兄弟であるRandi Zuckerbergに対するインタビューに基づくものだ。そうであってみれば本記事は正しい内容を伝えているはずだ。違うだろうか?
実は、正しくないようだ。
やはりTelegraphの記事について言及したAllFacebookのNick O’NeillがFacebookのコミュニケーション部門に問い合わせを行った。問い合わせに対してFacebookの代表者は、Telegraphの記事は全体的に言えば実際上誤っており、Randi Zuckerbergの発言を誤解していると述べているらしい。
この件について詳細をFacebookに問い合わせてみた。
Facebookは今年、ダボス会議にてリアルタイムアンケートを実施しており、また、より的確なターゲット広告を実現するためにFacebook利用者に関する膨大なデータを活用するエンゲージメント広告を発表しつつある。しかしソーシャルネットワークを利用して「世界最大級のマーケットリサーチデータベース」を構築するという話は、いかなる意味においても少々行きすぎた話だとのことだ。
Update – Facebookからの回答を掲載しておく。
ダボス会議で行っているアンケートは広告主に向けた商品の一部ではありません。これをFacebookのエンゲージメント広告と混同しないで頂きたい。ダボス会議では出席者の方々にリアルタイムで、会議に参加していない人々がどのような意見を持っているかを伝えるためにアンケート調査を行いました。これはFacebookの内部ツールを用いて行ったものです。
9月から提供しているエンゲージメント広告については5種類あります。Facebookで新しく試しているのは、広告の中に質問を掲載することができる場合のエンゲージメント広告です。
Facebookでは何年にも渡ってプロフィール情報に基づいて、個々人を識別できない形式でターゲティング広告を実装してきました。このアプローチに変更はありません。従来通りFacebookは信頼環境(trusted environment)の中でのみ利用者情報を活用していきます。
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(翻訳:Maeda, H)




