
Appropros MobileがFlightTrackのPro版を公開した。Appropros Mobileは人気のあるiPhoneアプリケーションだったが、このPro版ではTripItが最近公開したAPIを使って、自動的にフライト日程を引き出すことができる。
このアプリケーションの従来版は4.99ドルで、現在のところ有料の旅行関連アプリケーションで第三位にランキングされている。この従来版では利用する航空会社、フライトナンバー、および日付を手入力する必要があった。入力が済むとルートや天気情報などの各種情報を含む旅行マップが生成され、搭乗ゲートの変更情報や飛行機の遅延情報なども表示してくれた。
新しく公開されたPro版では、TripItにメールを転送して作成した旅程情報を使って候補をリストアップしてくれるようになり、フライトナンバーを覚えておく必要がなくなった。手作業で搭乗便の検索をすることもできるが(友人や家族のために情報を探すときにはこちらの方法を採ることになるだろう)、自身については常に準備が整った状態で、迅速にデータにアクセスすることができるようになった。
ところでTripItはAPIを公開して自身ではiPhoneアプリケーションの開発に乗り出さないことにしている。それがために基本的にはモバイルユーザをAppropros Mobileに受け渡してしまうことになる(TripItも自社にてiPhoneサイトを公開している。しかしあまり利用されていないようだ)。ApproprosはTripItの生成するデータを利用するFlightTrac Proに9ドル99セントの値段を付けているが、これは少なからぬ収益をもたらす。TripItはこの収益を逃してしまっているということにもなる。
旅行とはすなわちモバイルとの親和性が高いものであり、収益を逃す決定をしたTripItの戦略上の失敗ということができる。しかし旅行を扱うソーシャルネットワークの競合相手であるDopplrもiPhone向けのアプリケーションをリリースしておらず、両社ともにモバイル向け旅行サービスの世界で生き残っていくプレッシャーをさほど感じていないということなのかもしれない。
TripItについては以前も記事にしているのでご参照頂きたい。
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(翻訳:Maeda, H)




