MySpaceの音楽ビデオのオーバーレイ広告の実験は大成功
by Jason Kincaid on 2009年2月8日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

MySpaceにアップされ続ける多数の音楽ビデオから収益を上げようと、新しい広告手法の実験が開始されている。このパイロット・プロジェクトでは、現在再生中の音楽ビデオの下部に魅力的なオーバーレイが表示され、ユーザーがクリックするとその曲のアーティストのホームページに直接ジャンプすることができる。

MySpaceはこのプロジェクトを実現するに当って、著作権のあるコンテンツの発見と管理のシステムを提供するスタートアップ、Auditude提携している。このシステムはユーザー投稿のものも含めてウェブ上のビデオを解析し、コンテンツを同定して、関連ある広告を表示することができる。従来、音楽ビデオを収益化するためには、ミュージック・ストアへのテキスト・リンクとバナーによる広告が主として利用されていた。この分野にAuditudeのテクノロジーが利用され始めた。

水曜日、MySpaceはWarner Music Groupと共同して、My Chemical RomanceがカバーしたDesolation Rowにオーバーレイ広告の掲載を始めた。ユーザーはこの曲をAmazonか、あるいは(ちょっと面白いヒネリだが)CDを買うか選択することができる。その後24時間の成績をみると、この広告は1.2%のクリックスルー率を記録した。(これは普通のバナー広告に比べるときわだって高い率だ)。MySpaceとAuditudeはこれに力を得て、この広告手法の適用を拡張した。今日(米国時間2/6)、MySpaceはU2の新しいシングル、Get On Your Bootsにオーバーレイ広告を掲載した。近く、このプロジェクトはさらに広範囲の曲に適用されることが計画されている。

このオーバーレイ広告がうまく行った理由の一つは、あまり広告らしく見えないことにあると思う。実際、曲を所収しているアルバム名、リリース年、アーティストのプロフィールへのリンクなどの有益な情報が掲載されているのだ。個人的には、こういう広告が掲載されてうれしいわけではない。しかしもっと目障りな広告手法だっていくらも考えられたわけだ。また率直に言って、この経済状況では、バカげて不愉快でなく、しかもちゃんと利益をもたらす新しい広告手法が発見されたことは心強い。

YouTubeも似たようなプログラムを3週間前にスタートさせている。コンテンツの著作権者が自分のビデオに商品の広告のオーバーレイを挿入できるシステムだ。(MySpaceのオーバーレイの方が見た目にずっとスマートだが、基本的な目的はどちらも同じだ)。YouTubeははっきりした数字を一切出していないが、広告がビデオの周囲にバナー形式で表示された場合に比べて、ビデオそのものにエンベッドされた場合の方がクリックスルー率がはっきり高まると関係者が確認している。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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