十分な資金集めに成功したイスラエルの携帯端末メーカーのModuは、超小型軽量の携帯電話を「ジャケット」と呼ばれるケースに装着することによって、音楽プレイヤー、異なるデザインの携帯電話、デジタルカメラなどに変身させることができるユニークなシステムを提供しようと試みている。来るMobile World Congressカンファレンスで実際に一連の製品が花々しく公開される予定だ。店頭販売の開始は第2四半期の初めとなる見込み。
Moduは昨年1月に謎めかした予告を始めた後、1月後にコンセプトを公開した。CrunchgearのJohn Biggsは面白いが成功にはハードルが高いと評した。しかしこれはModuが実物を提示できる段階に至る前の話で、その後同社は$85M(8500万ドル)のベンチャー資金の調達に成功した。そこで、いよいよ実機の登場の運びとなった。
Moduというエコシステムの中核は小さな携帯端末のモジュールだ。(ギネスによって世界最小の携帯電話と認定された)。このモジュールだけで、通常の携帯電話の機能すべてに加えて、音楽プレイヤー、と記憶装置(2GB)の役割を果たすことができる。このモジュールは7個のキーを備え、ジャケットに装着しなくても、単独で携帯電話なる。ただし、このシステムがユニークなのはやはりジャケットだ。
プレスリリースからそのまま転載すると、Moduのジャケットのラインナップには次のような種類が含まれる。
- ナイト・ジャケット:夜の使用を考えてデザインされたジャケット。全体に未来的デザインで、角張ったキーボード、点滅する照明、夜間モードの画像処理と夜間専用ユーザー・インタフェースを備える。
- ストリート・アート・ジャケット:生き生きした活発なストリート・アートの世界にインスピレーションを得たデザイン。このジャケットにはステレオ・スピーカーと音楽を楽しむための高機能な専用キーが備わっている。
- クラシック・ジャケット:現代生活に必要十分な万人向けデザイン。通常の携帯コミュニケーションの機能をスタイリッシュなフォルムで届ける。
- エクスプレス・ジャケット:このジャケットはModu携帯を愉快なレインボー・カラーに変身させる。
以下がその写真。

今年中にさらに多数のジャケットが発表される予定。
Moduが本当に成功を収めることができるかどうか、まだ評価は定まっていない。しかし似通ったデザインばかりの携帯端末マーケットにあってかくも大胆な革新的コンセプトを打ち出す勇気のあるメーカーがあったとは愉快だ。私はModuがMobile World Congressカンファレンスで他にも何か新しいことを発表するのではないかと期待している。実際、Moduは製品の世界への販売チャンネル、初期の予約注文、他社との提携、新製品、製造能力などについてさらに詳しい情報を提供するとしている。
Moduは2007年にDov Moranによって創立された。Moranは2006年に$1.6B(16億ドル)でSanDiskに買収されたM-systemsのファウンダー、CEOで、USBフラッシュ・ドライブの父といわれている。下のビデオで、Moran自身がインタビューに答えてModuのコンセプトを説明している。
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(翻訳:Namekawa, U)
