
今週発表された一連の発表を見る限り、IBMはクラウドコンピューティング戦略を推し進めていく考えのようだ。最新の発表ではIBMはAmazon Web Serviceと提携し、ソフトウェアソリューション・プロバイダーたちがAmazonのクラウドコンピューティング・アプリケーションにアクセスできるようにするとのこと。これにより利用頻度に応じた課金体系(pay-as-you-go)で、AmazonのEC2クラウドコンピューティングサービスを介してIBMのインフォメーション・マネジメント製品に含まれるデータベースサーバ、Lotusのコンテンツ管理システム、WebSphereポータル、およびミドルウェア製品の開発版ないし製品版にアクセスすることができるようになる。Amazonは当初よりクラウドコンピューティングに注力しており、IBMもこの分野での勇躍を狙っているということで提携話が持ち上がったようだ。尚マイクロソフトはWindows Azureと言うクラウドコンピューティング環境にて、開発者にサービスやアプリケーションを開発させて自社データセンターにて運用するサービスを準備している。
IBMは開発およびテスト目的で、無料のAmazon Machine Imageを提供してもいる。これはAmazon EC2でIBMのソフトウェアを利用したアプリケーションを迅速に開発できるようにすることが目的だ。またクライアントにクラウドコンピューティングでのインフラ管理を行う手段を提供するため、運用管理システムのTivoliをAmazonのEC2で利用することもアナウンスしている。
AmazonもIBMとの提携についてWeb Servicesブログに記事を掲載している。
IBMの既存顧客は購入したライセンスを利用しつつ、状況に応じてAWSを利用しすることができます。ライセンスを保有しておき状況に応じて利用したり、ピーク利用時には他のライセンス形態(時間単位)を採用することもできます。明快で革新的な本モデルによって、クラウドコンピューティングの採用に二の足を踏む企業も、次の一歩を踏み出せるようになると考えています。
つまりIBMはAmazonをクラウドコンピューティングのサプライヤーとして利用し、既存利用者がクラウドコンピューティングにシフトしやすいように、価格設定もわかりやすいものとするということだ。数日前も記事にしたように、IBMは最近Juniper Networksとも提携して自社の顧客に対してクラウドコンピューティングのサービスを提供させるようにしている等、積極的にクラウドコンピューティング界に歩を進めている。クラウドコンピューティングについての詳細に興味をお持ちの方は、TechCrunchおよびTechCrunchITが2009年2月27日に行う座談会にもぜひご参加頂きたい。
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(翻訳:Maeda, H)




