先週の月曜、われわれはGoogle日本法人が、いささか外聞の悪いpay-per-post〔金を出してブログに記事を書かせる手法〕によるキャンペーンを始めたことを報じた。このキャンペーンはGoogle日本版のトップページに新たに設置された「急上昇キーワード」という項目を宣伝するために企画された。この問題に関して最初に指摘を行ったのは(私の知る限り)、日本の代表的アルファブロガー、コグレマサト氏とAkkyこと秋元裕樹氏だった。両氏のブログ記事はたちまち各方面に反響をもたらした。
結果を簡単にまとめると、問題のキャンペーンは中止された。Google日本法人はバツの悪い思いをし、謝罪した上に、日本サイトのページランクを格下げされるというお灸をすえられた。
火曜日に日本版のTechCrunchの記事がアップされて数時間後、Google日本法人は公式ブログでいささかあいまいな言い方で謝罪を行った。要するに、日本法人は自分たちが他人に課していたサービス約款の内容を知らなかったというのだ。キャンペーンは即刻中止され、契約していたPR代理店は、問題のキャンペーン中に金を払って書かせたブログ記事をすべて削除するよう求められた。
Google日本法人がブロガーに送ったコメントを求めるメールには次のように書かれている。(特に、最後の文章は傑作だ)。
われわれに部内ガイドラインに2箇所で違反があったことが明らかになりました。
第1に、ブログ記事は(われわれが契約した外部のPR代理店を通じて)Googleに関係していましたが、その事実が十分に明らかにされていませんでした。われわれの部内ガイドラインは透明性の確保を要求しており、その点で十分な透明性があったとはいえませんでした。
第2に、ガイドラインは、なんらかの人工的な手段を利用してわれわれのサイトのページランクを操作すること、あるいは操作したのではないかと疑われるような行為をすることを厳しく禁じています。外部のブログに依頼してわれわれのガジェットについて記事を書かせることは、ページランクに影響を与える可能性があるので、われわれ自身のガイドラインに違反しております。
Googleでは、ユーザーに対してオープンであり、かつ透明性を確保することが重要だと信じています。したがって今回のキャンペーンのような不透明な操作は受け入れられるものではありません。ユーザー、ブロガーの皆さんにこの点に関して指摘をいただいて問題に気づくことができ、キャンペーンを中止することができました。ご協力に感謝いたします。
しかし、どうやら謝罪だけではすまなかったようだ。Google日本のページランクは9から 5への大幅ダウンというペナルティーを受ける羽目になった(Google.comのページランクは10。TechCrunchは依然8しか得ていない)。Googleのスパム対策チームの責任者、Matt CuttsはTwitterで「Google Japanのランク引き下げは当分そのままだ」と述べた。

問題発覚後24時間と少々でGoogleは金を払ったことを公に認め、キャンペーンを中止して謝罪したのだから、この処分はいささか厳しすぎるようにも見える。しかしGoogleはガイドラインに違反した他のサイトに対して従来から厳しい処分を課す方針を採っており、それを自らにも適用したにすぎない。(それにGoogle Japanのページランクはゼロにリセットされたわけではない)。
このページランク引き下げでGoogleは日本におけるトラフィックをさして失ったわけではあるまい。しかしなにも処分しないより、こうしたものでも処分を行った方がよい。Google日本法人はここ数日たいへんにバツの悪い思いをした。しばらくの間イメージダウンが続くだろうから、まずは報いを受けて万事ケリがついたということだろう。しかしなにせ相手は巨人Googleだ。一方で最近、PRキャンペーンの失敗どころでない大失敗だって引き起こしている。
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(翻訳:Namekawa, U)
